ユノが泣いた! 東方神起ドーム公演日の衝撃イベント ~がっちゃんサイン会の裏側~
4月15日、東方神起の東京ドーム公演が行われた日。ユノの涙が多くのファンを感動させる1日となった。そんなメモリアルデイに、もう一つのイベントが行われた。東方神起ファンから絶大な支持を集めるカリスマブロガー・がっちゃんが執筆した『東方神起への時間旅行2004-2012』の発売を記念したサイン会が池袋・旭屋書店で開催されたである。
発売前から重版が決定、アマゾン総合ランキングで1位を獲得するなど大反響を呼んだ単行本を片手に、150人限定のサイン会に詰めかけたファンたち。そんな大盛況のうちに終えたサイン会について、がっちゃんに感想を聞いてみた。
――登場したとき、スゴい歓声が上がりましたね。
サイン会に、トマトのかぶりもの・ハートのサングラス・豚の鼻で
登場する外人なんて、
史上初でしょうからね。納得の大爆笑でしたね。
大人の文化祭的な悪ふざけなノリで考えたので、
(関係者さん達がやたら面白がって)みなさんに喜んでもらえて、本当にうれしかったです。
――なぜ、トマトのかぶりものをしていたの?
性格上、ブログには東方神起について思っていることを正直に書いちゃうので、
私なりの深い愛情が伝わらず、激怒される方(以下、アンチ)が多いらしいんですよ。
真面目なファンならば、そっとしておくところなども、イジり倒して面白がるのが趣味なもので
「人をイジったり貶して笑いネタにする事においては天才ですよね! 才能ありますよ!」
と、ファンの方から本気で褒められたこともあります。ありがとうございます。でも、どうせならもっと違う才能を持って生まれたかったです。
まぁ、そんな私のことですし、『マジでトマト投げられるかもな』と本気で思っていまして。
ブログの中でも、アンチに「おまえらトマトを投げるなよ~」と、
冗談で書いていたんですが、サイン会が近づくにつれ、
「トマトをぶつけられるくらいなら、いっそ最初からトマトをかぶっていれば、ぶつけられてもわからねえよ」という結論に達しまして。
逆境を楽しむ人こそが偉人じゃないですか。
(私は偉人に一歩近づいた。)
――机の上にもトマトが置いてありましたね。で、あの豚の鼻は?
著書『東方神起への時間旅行』内で好評いただいているイラストがありまして、
私が(何度も投げ出しそうになりながら)描いたのですが、
自分を豚のイラストで登場させているんです。
自分に似せて豚にしたつもりが、264倍可愛くなってしまって申し訳ないのですが、
豚の鼻? 何のことでしょう。
アレ自分の鼻ですが、何か?
ちなみに、グラサンはお気に入りの自前。机のトマトは投げ返す用です。
反撃態勢は万全でした。
――サイン会自体初めてなのに、150人の方に、しかもトマトに豚鼻だと大変だったでしょうね。
みなさん遠くから私のために、ドーム公演のグッズ販売に並ばずに来てくださったので、
一生懸命サインをさせていただきました。
大変どころなんてとんでもない! 疲れすら感じませんでしたよ。
で、さっきから「豚、豚」って、一体何なんですか? 失礼な。
あっ、でも、トマトのかぶりものが暑くて、汗はかきましたね。
ファンの方からプレゼントしていただいた手作りのウチワがとても助かりました。
さすがにノドが渇いて、水を飲もうとすると、
あの豚の鼻がほんっとに邪魔で、ほとんど洋服にこぼしちゃいましたよ。
――がっちゃんも大勢のファンの方とお会いするのは初めてかと思いますが、サイン会でお会いしてどうでした?
ちゃんと、生きている人間なんだなぁ、と実感しました。
普段は、活字のみで接することのできる方々じゃないですか? ああして触れ合って、
ああ、ちゃんと生きている人間なんだなぁ、と感動しましたね。
あとは、幅広い年齢層の方がいらっしゃるんだなぁ、と。
9歳の男のコ、ご夫婦、母娘でいらしていた方も何人かいましたね。
なかには、大柄の男性が一人で恥ずかしそうにうつむきながら来てくださって、
おそらく「彼女に頼まれてきたのかな」と。感動しましたね。
また、ある不思議ちゃんキャラのファンの方に「がっちゃんの秘密を教えてください」と
尋ねられたのですが、あまりにとっさすぎて、テンパるあまり……
「えっ、下着の色とかでいいですか?」
と、しょーもないことを言ってしまって、すみませんでした。
とにかくいろいろな方がいて、改めて、東方神起を愛する人たちの幅広さを実感しました。
――サイン会に来た人全員に、お土産を渡ししていましたが。
本の中で、ユノとユチョン(=2U)の話をメインに書いているので、
以前ブログの記事にも紹介した、韓国で売られている「to youチョコレート」に
私の豚のイラストを貼ったものと「amazing grace」と書いた花のしおりもつけました。
手作りなので、あまりきれいではないのですが、
みなさんに喜んでもらおうと、必死につくりました。
しかし、予想以上の重作業に手首を負傷してしまって。
プレゼント作りで痛めたせいで、サインができないよー
という本末転倒なことになるところでした。
――では、最後に初サイン会で起きたおもしろエピソードをひとつお願いします。
実は、サイン会前に書店の控室で、店員の方から
「うちのスタッフが、実はがっちゃんさんのファンなので……、
特権として、第1号のサインをいただけないでしょうか?」
と言われました。もちろん、整理券を買ってですよ!?
そうしたら、とてもかわいらしい女性の方が現れ「大ファンなんです!」と
興奮気味に手紙もくださって、スゴくうれしかったです。
ふっはっはっ、書店で長年働くような人の目に留まるような大作家なのだな、私は。と。
その日の夜(東京ドーム公演終わり)、ホテルに帰ってからいただいた手紙を読んで、
ひっくり返りそうになりました。
「まだこの書店で働いて1か月も経ってないのに、スゴくうれしいです」
いやいやいや、いやいやいや。
書店での店長さんの扱いは、完全に「3年以上は働いているベテランスタッフが
大ファンでして~」的なノリだったのに。いやあ、これにはたまげた(笑)。
サイン返せこのやろー(嘘)
――サイン会は癖になりそう?
なかなか体験できない、貴重なことですからね。濃い1日でした。
次は、大阪でサイン会をやりたいですね。是非やらせろ! てか、やる。
●がっちゃん
’86年生まれの韓国人。東京外国語大学への交換留学生時代に身につけた戦闘力で、今なお日本の東方神起ファンにオリジナル情報を配信し続けるカリスマブロガー。ブログ「東方神起そして2U」(http://gazzang.blog16.fc2.com/)は、東方神起ファンから絶大な支持を集める
『東方神起への時間旅行2004-2012』 日本人のファンが知らなかったエピソードが満載 |
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