更新日:2023年10月10日 17:16
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「あんなあばずれとは離婚しろ」と妻に暴言…父の死後に“おかしくなった”母と距離を置くようになるまで

「息子の嫁なら私にも尽くして当然」と開き直り…

「大学時代や社会人になりたての頃に交際していた女性は母に教えませんでしたが、結婚を考えていた今の妻はさすがに紹介しないわけにはいきません。ただ、母は結婚を喜んでいるように見えましたし、妻に悪い感情を抱いているようには見えなかったんです。入籍を済ませて杞憂に終わったと思ったのですが、それは大きな誤りだったようです」  この日は自宅に泊まってから翌日出張先に再び戻る予定だったため、帰宅した妻に確認。そのときは否定していたが、それからしばらく経ったある晩、「実は……」と母親から週に何度も実家に呼び出されたことを打ち明けられる。

転勤して物理的な距離を置くことに

母は元気なのにもかかわらず、妻に家のことをあれこれとやらせていたのが許せませんでした。しかも、そのことを母に追求すると開き直った様子で『息子の嫁なら私にも尽くして当然』と言い、本人に謝罪するように求めるも拒否。それどころか『あんなあばずれとはさっさと離婚しろ』って。話がとても通じる様子ではなかったため、妻には母からの連絡をブロックするように伝えました。ところが、これに腹を立てたのか今度はアポなしで自宅に押しかけてきたんです」  このままではマズいと思った植木さんは、出張が終わるなり上司に事情を説明して転勤願いを提出。妻には母親と距離を置くためにも「付いてきてほしい」と話したそうだ。 「彼女はこの提案を受け入れてくれ、この2か月後には実家からは飛行機の距離の地方都市に引っ越しました。父は私が結婚する数年前に病気で亡くなっており、今は母のストッパーとなる存在がいません。この騒動の2年後には弟も結婚し、その奥さんにも同じことをしようしたみたいですがかなり勝気な性格のお嫁さんで、母のことを返り討ちにしたそうです。その話を聞き、妻と大笑いしました」
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未だに妻を「あの女」呼ばわりする母親に失望
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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