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ネットカフェのセクハラ客に悩む女性店員たち「監視カメラの死角で…」――危険に身を置く女性たちトップ5

監視カメラの死角となる場所で…

ネットカフェ 小川さんが「今まででいちばん気持ち悪かった」と話す事件がある。ドリンクバーの清掃をしていると、遠くの方から女性店員の叫び声が聞こえてきた。  すぐさま駆けつけると、通路には裸体の女性の写真が丁寧に並べられていたのだ。よく見ると、それは雑誌の切り抜き写真で、店内には置いていない雑誌のものだった。わざわざ持ち込んだのだろうか。  写真が置かれていたのは、監視カメラの死角となる場所。映像を確認しても犯人の姿はうつっていなかったというので、おそらく確信犯だろう。

日々のセクハラにも「慣れた」と語るネットカフェ店員

   前述した明らかな「公然わいせつ」客もそうだが、警察へ突き出すことはしないのか。 「セクハラがとても多いので、いちいち言うのも面倒。バイトを辞めるか、我慢するしかないんです」  モンスター客の接客に苦労している様子の小川さんだが、「今ではもう慣れたので適当に相手しています」と、なかば諦めているのか呆れた顔で言った。  こういったセクハラまがいの行為をしてくる客への対応については、「とにかく反応しないこと」がキモなんだという。気持ち悪がったり、怖がったりすると相手の思うツボになってしまうからだ。できるだけ冷静につとめることを心がけているとか……。 <取材・文/桃沢もちこ>
'93年生まれのフリーライター。社会問題からトレンド、体験取材まで幅広く書きます。アイドルオタクに詳しい。Twitter:@mochico1407
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