更新日:2024年08月22日 16:33
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「警察に言わなくてもいいだろ」車をぶつけたのに悪態をつく“70代男性”。顔を真っ赤にして謝罪するまで

事故のことをしらばっくれ、「名誉棄損だ!」と…

 ところが、相手の男性は「昨日は車に乗っていない。キズは以前別の場所でぶつけた際に作ったもの」と真っ向から否定。さらに「突然、こんな時間におしかけてきて失礼にもほどがある」「名誉棄損だ!」と文句を言ってきたのだ。 「まさかこの状況でしらばっくれるとは思ってなかったので呆れました。けど、だったら容赦する気は一切なかったので男性には一応謝罪しつつも部屋を出た後に速攻で警察に通報してやりました」  到着した警察官にはドライブレコーダーの証拠映像を見せたうえで加害者の老人は事故について認めなかったことを証言。実は、先程のやりとりはスマホの録音アプリに保存しており、その音声も合わせて聞かせたという。 「今度はお巡りさんを連れて再び男性宅を訪れ、ドライブレコーダーの映像があることを告げると観念した様子で事故のことを白状。謝罪の言葉もありましたが、余程悔しかったのか顔を真っ赤にしていましたけどね」

老人は通報したことを根に持っていたので…

 当然、10対0で全面的に相手に非があり、保険会社から修理代は支払われたとのこと。だが、後日マンションの1階ロビーで老人と顔を合わせた際、「あのくらいで警察に言わなくてもいいだろ」とまた文句を言われたとか。  そこで「駐車場でウチの車にぶつけてきながら罪を認めず、『名誉棄損だ!』と言ってきたのはあなたでしょう。自分で事故を起こしておきながら被害者にそういう態度を取り、挙句の果てには『警察に言うな』ですか? いったいどうすればそんな恥知らずな言葉が吐けるんですか!」とわざと周囲に聞こえる大きな声で言ったそうだ。 「ロビーには立ち話をしている主婦グループがいて、私たちのほうを興味津々と眺めていました。さすがにバツが悪くなったのか、すぐに自分の部屋に引っ込んでいきました。その後、案の定一部の住民たちの間で噂になったみたいです。大人気ないやり方だとは思いましたが、ちょっとだけスカっとしました(笑)」  高齢者に限った話ではないが事故そのものを認めなかったり、事故は認めても事実を捻じ曲げて証言する者も少なくない。事故被害者が泣き寝入りしないためにもこういう人には車を運転してもらいたくないものだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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