仕事

「予約ぐらい、どうにかなるだろ」ホテルで格安プランを要求する迷惑客!支配人が発した言葉とは――大反響トップ10

「予約ぐらい、どうにかなるだろ」と逆切れ

 ところが、カップルは「納経帳って何?」と聞き、「早くチェックインしたいんだけど」と上から目線。納経帳の提示がないと割引できないと伝えたところ、「遠くから来ているし、もう夜中だから、いまから別のホテルを取るのは無理。どうにかしてほしい」と懇願。 「ルールだから無理だと断ると、『納経帳の確認をしたことにしろ』『予約ぐらい、どうにかなるだろ』とか何とか、逆切れしてきて大変でした。男性のほうはお酒も飲んでいるようで、怖かったです。私が困っていると、奥の事務所にいた支配人が出てきてくれました」(藤本さん)  そして、「納経帳の提示がないと割引ができないことは、お客様が予約してくださった大手宿泊サイトにも記載しております。これは当館のルールですので、ご了承くださいませ。ただ、割引は適用できませんが、通常料金での宿泊に変更は可能です」と冷静に対応。

支配人に根負けしたのか帰っていった

旅館「カップルはそのあともしばらくゴネていましたが、『申し訳ございません。ルールとなっておりますので』と淡々と言い続ける支配人に根負けしたのか、帰っていきました。暴れ出したらどうしようかと、すごく怖かったです。ホテルの仕事も考えものだと思いました」  2人が帰っても、心臓のバクバクは止まらないまま。まだ勤務しはじめたばかりの藤本さんにとってカップルの迷惑行為はトラウマものだった。そのとき、「アイツら、“お変露プラン”と間違えたんちゃうか?」と支配人が笑いながら言ったのだ。 「私が何のことかわからずキョトンとしていると、『おへんろのヘンは変なほうの“変”。ろは露出の“露”で、変な露出をする宿泊プランと間違えたんちゃうかって話』と、説明して苦笑い。それでやっと、カップルの女性が露出の多い服を着ていたからだと察しました」
次のページ
支配人のギャグのフォローに救われた
1
2
3
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

記事一覧へ
おすすめ記事