更新日:2024年02月14日 14:47
エンタメ

“ケンコバの元相方”が松本人志の報道に感じたこと「僕からしたら『そやろな』という感じで…」

一件5000円の「芸人のネタコンサル」

今回の性加害問題に、独特の見解を示したムラコス氏だが、YouTubeチャンネルはそれまで、M-1やキング・オブ・コントのネタをディスる動画を数々アップしていた。そもそも、このチャンネルを始めようと思ったきっかけはなんだったのか。 「芸人をやっていたころから、コンテストで優勝するようなネタでも『この漫才、なんでこうしないんだろう』などと思っていたんです。ただ、僕は吉本に所属していたので、SNSでそんなことは言えないじゃないですか。そこにすごいストレスを感じていたんです。そうして50歳になって、この先もう売れることもないと思ったので、吉本をやめました。所属がなくなって、しがらみが消え忖度をする必要がなくなったので、これまで考えていたことを積極的に発信していくことにしましたね」 “ディスり屋”を標榜することもあり、その意見は手厳しい。しかし、未来に繋がる展望も見えて来ているという。 「動画では、単にダメだと言っているわけじゃないんです。『こうしたほうがいい』と代替案を必ず出しています。それでも、発信の方向性は、アウトローでネガティブだとは思っています。それをポジの方向に方向転換すべく、今年から『芸人のネタコンサル』を始めました。一件あたり5000円で受けています。はじめて1か月で4件依頼が来ました。今後はこの事業がもっと軌道に乗っていったら嬉しいですね」 ===== 歯に衣着せぬ発言を連発するムラコス氏。現役のころよりも存在感が増していると感じるのは筆者だけではないはずだ。過激な発信と「お笑いに対する愛情」は表裏一体。皮肉な話ではあるが、かつて“松本信者”だった彼が鍛えた芸人が“松本人志抜きのM-1”で活躍していくかもしれない。 <取材・文/ Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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