ライフ

50歳になった元パチプロの“その後の人生”。資格取得の勉強は1年で終了、居酒屋店主を目指すも…

居酒屋を任され一本立ちすることに

パチンコ 大将の下、居酒屋で働き始めた川本さんはしだいに独立を考えるようになった。そんな折り、大将からこんな提案を受けることに……。 「まぁ、この仕事ってやっぱり一国一城の主になりたくなるわけですよ。私も40過ぎたら独立して……なんて、漠然と考えるようになっていたんです。そんな時、2017年だったかな、大将から隠居したいから店を完全に任せられないかと。独立ではないですが、お客さんはそのまま引き継げるし、やりたいようにできるから、こういうのも“アリ”だなって」

コロナの影響で店は閉店に追い込まれる

 こうして“一国一城の主”となった川本さんだが、ご存じのように、2020年に新型コロナウイルスの大流行によって飲食業界は大打撃を受けることとなる。 「休業補償なんかももらって、酒出さずにランチやったり、ウーバーなんかで出前したりしてなんとかやりくりしてたんですが、大将とも話し合って2021年に店を閉めることになりました。その頃、実はオヤジの体調も悪く介護もしなきゃいけなくなったこともあったので、しばらく介護に専念しようと。なので、ここ数年は無職で親の介護をしています(苦笑)」
次のページ
父の認知症が始まり、複雑な心境に…
1
2
3
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

記事一覧へ
おすすめ記事