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元芸人が明かす“飲み会”の実態「手を出した女の子と付き合わなかったら」訪れた悲劇

ノリで“現地調達”することも…

新宿歌舞伎町 また放送作家やディレクターとの飲み会で、女性をノリで“現地調達”することもあったという。 「まあ、ナンパです。飲むのは繁華街だから、外に行けば女の子はわんさかいますから。当時は放送作家が『某男性アイドルグループの番組に関わってるよ!』って言えば、だいたい釣れました。それで飲み会に行ったら、実際にいるのは男性アイドルじゃなく芸人という(笑)」  その時点であからさまにがっかりする女の子もいたが「そこは芸人なんで、なんとか盛り上げました」と誇らしげに言う。  ただ、こんなハプニングも……。 「暗い場所だと女の子の年齢ってわからないもので。若く見える20代かなぁ〜? と声をかけて、飲み屋について明るいところで見てみたらビックリ、絶対に未成年じゃんって」  ドリンクをオーダーする前に年齢確認をしたところ、やはり未成年だった。 「やっぱり子供だからイキがって飲みたがる。相手は『そんなのバレないよ! 誰にも言わないよ!』と言うけど信用できない。そういう子には納得したふりして、裏で店員さんに『あの子とあの子は未成年だから、お酒を頼んでも絶対にノンアルコールにしてください。お金はアルコールの代金で払うので、後で何かあったら僕らは酒を飲ませてないと証言してください』とお願いしたこともあります」  10年ぐらい前の話なのに、そこまで徹底したリスク管理はすごい。 「その時は売れる気満々だったので、もしも売れたときに何かあったら困る! って神経質になっていました(笑)」

今後は飲み会自体が減っていく

 周りも同じような芸人が多かったそうだが、連日の報道を見てビクビクしている人も少なくはないという。 「合意して参加していたはずの飲み会やワンナイトも確実な証拠がない。僕と同じく、いたした後に付き合わなかったことで揉めた女の子はいるはずなので『もしも出てきたらどうしよう』とビビっている芸人もいます。今後は飲み会の参加に合意した連絡のLINEを残して、飲み会中の会話もすべて録音しておかないと怖いですよね。  僕は売れなかったけど、芸人の破天荒なところも含めて好きだった。うまく言えませんが、今みたいな風潮は寂しく感じます」  森下さんは、これからは芸人の飲み会自体がかなり減っていくと推測しているそうだ。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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