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ギリギリの車上生活をする非正規40代。24時間営業のジムに駐車、公園で洗濯――大人気記事トップ10

ギリギリの生活が1年経過

 住所を失い、日銭を稼ぐギリギリの生活が始まってすでに1年余りが経過。コロナ禍は落ち着く気配を見せているが、田中さんの生活に好転の兆しはまだ見えない。 「今夏の緊急事態宣言のときも仕事を完全に失い、ドン・キホーテなどの格安弁当でなんとか飢えをしのぎました。だけど、本当に死ぬかと思いましたね。車内での孤独死だけはさすがに避けたい。  だからといって、生活保護は老人がもらうものであり、40代でまだ働ける自分がもらうのは恥だと思っている。親や親戚とも疎遠で頼る人もいません。  今後が不安で仕方ありませんが、私ができることは早くコロナが収束してくれることを祈るだけです」

今の貯金額は?

貧困パンデミック 彼とて、こんな生活を一生続けたいわけではない。 「もちろん、そのうちアパートを借りてちゃんと社会復帰しますよ。そのつもりでお金も貯めている。幸い、切り詰めた生活のおかげで、なけなしの収入でもだんだんと貯金が増えているんです。今の貯金額ですか? ようやく5万円になりましたよ」  来年には車検が切れてしまうので、この生活ももってあと1年程度だという。 ※厚生労働省のホームページでは生活困窮者自立支援制度を紹介、市区町村の相談窓口を案内している <取材・文/週刊SPA!編集部>
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