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名作『オホーツクに消ゆ』のリメイクが話題。復活してほしい“昭和のアドベンチャー”4選

リメイク困難!? 幻の推理アドベンチャー

●さんまの名探偵(1987年/ナムコ)
さんまの名探偵

リメイクの要望も高い『さんまの名探偵』

『さんまの名探偵』は、1987年にナムコから発売された、実在の吉本興業の芸人たちが登場するコマンド式推理アドベンチャー。肖像権の問題がクリアされておらず、現行ハードでのリメイクは難しいと噂されている幻のタイトルです。  発売から37年たっていますが、さんまさんがお笑い界のトップというポジションは変わらず。新たに『さんまの名探偵2』が作られても、主人公としてのネームバリューは十分すぎるほどでしょう。  もし新作として蘇るとしたら、グラフィックが美麗になるよりも、ドット絵のままでお願いしたいところ。若手の吉本芸人さんがどのようなドット絵キャラになるのか、注目です。 「さんまの名探偵」は、シューティング「ギャラクシガニ」ややっさんとのボートレースなどミニゲームも楽しいゲームでした。新作では、マヂカルラブリーの野田クリスタルさんにミニゲームを作ってもらうというのもアリかもしれません。

『西遊記』がモチーフの感動の名作

●ふぁみこんむかし話 遊遊記(1989年/任天堂)
ふぁみこんむかし話 遊遊記

ほのぼのコミカルな『ふぁみこんむかし話 遊遊記』

『ふぁみこんむかし話 遊遊記』は、1989年に任天堂がディスクシステム向けに発売したコマンド式アドベンチャー。第一弾『新・鬼ヶ島』(1987年)に続く、第二弾に当たります。 『西遊記』をモチーフに、猿(ごくう)と少女(ちゃお)の冒険をコミカルかつ感動的に描き、今でも根強い人気を誇るタイトル。乱暴者だった猿のごくうの成長と、爽やかなエンディングには心温まるものがありました。主人公コンビはたまに他の任天堂作品にちょい役で出演していますが、そろそろ本格的にリメイク話が持ち上がってもいい頃では?  最近任天堂は映画にも力を入れているため、『遊遊記』も映画化を見越して実写ドラマ化する手もあり。『西遊記』をもとにしたドラマは定期的に当たる法則があるため、ヒットするかもしれません。
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大人っぽさを味わえたアドベンチャー
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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