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ゲームするだけで“1000円超”稼げる案件も…「ゲーム系ポイ活」に向いている人、ダメな人

定着し始めた「ゲーム系ポイ活」

 スマホでスキマ時間にちょこちょことポイントを稼ぎ、買い物で使えるPayPayポイントやアマゾンギフトなどに交換する。そんな「ポイ活」にハマっている人も多いのではないでしょうか。ここ数年、スマホと結びついた「ポイ活」は盛り上がりを見せており、市場規模は2兆円超ともいわれています。  さまざまなポイ活アプリが乱立していますが、メインとなるコンテンツは、「ウォーキングや乗り物での移動」「ウェブサービスやアプリのCM動画を見る」「買い物したレシートを登録する」「証券会社や銀行の口座を開く」……など。そのなかの主要なジャンルのひとつに「ゲームアプリをプレイする」というものがあります。  今回は、ゲームをするとなぜお金(ポイント)がもらえるか、そのからくりと、どのような人が「ゲーム系ポイ活」に向いているのか、そうした話をしていきたいと思います。
ポイントインカム

「ゲーム系ポイ活」に強いと言われるポイントサイト「ポイントインカム」公式ページ

ゲームで遊ぶとポイントゲット!?

「ゲーム系ポイ活」といっても特別なゲームが用意されているわけではありません。普通にGoogle PlayやApp Storeで人気のあるゲームが案件としてラインナップに挙がっているケースが多数。たとえば大手ポイ活アプリの『トリマ』では、「ミッション」のカテゴリーに、1月20日現在『商人放浪記』『Royal Match』『マフィア・シティ-極道風雲』『リラックマ農園~ゆるっとだららんファーム~』『喧嘩の花道』などのタイトルが並んでいます。 『マフィア・シティ』を例に取ると、「別荘がレベル3に到達 4020マイル」「別荘がレベル10に到達 24360マイル」「アカウント作成から7日間以内に、星3英雄を1人獲得 73140マイル」など、条件と期間、もらえるポイント額が設定されています。
クラシルリワード

大手ポイ活アプリ『クラシルリワード』にも『マフィア・シティ』のポイ活案件がある

 1000円相当を超えるミッションもありますが、もらえる額が大きくなるほど達成が困難になり、ラクして儲かるというわけにはいきません。一方で、10円~100円を稼ぐつもりならそれほど難しくなく、普通にゲームを遊んでいればもらえるものが多いという印象です。もともとゲームが好きで、「どうせ遊ぶなら10円でも20円でももらったほうがいい」と考えるなら、ゲーム系ポイ活は魅力的に映るでしょう。  近いものとして、初期投資をして歩くことで仮想通貨を稼ぐ『STEPN』などのゲームもありますが、それらとは違い、“稼ぐ”こと自体を目的としたゲームではなく、普通に遊ばれているゲームなのにちょっとだけ得できるというのも多くの人を惹きつけている理由です。
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ゲームをするとポイントがもらえる仕組み
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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