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スニーカーは4月中旬までに買うべし。メーカー別「買ってはいけない靴と買うべき靴」

アシックス「ひとつまちがえるとシニア靴に」

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アシックス「ハダシウォーカー」。1万1200円。写真は公式HPより

日本人の足にはとにかくフィットするアシックスですが、毎年GWになると「なんか老けて見える」スタイルのお父さんをよくみかけます。「どこで買うか」というのが問題で、「いい靴=百貨店」だと思って買いに行くと、痛い目に遭うことも。百貨店側も好意だと思うのですが、「とにかく足にいい、疲れづらいアシックス」を置きたがります。代表的なのがウォーキングシューズの「ハダシウォーカー」。履きやすく、お値段もそれなりにしますが、残念ながらファッションのことは一切考えていないので、履くと途端に「健康こそ命」的な靴になってしまうので要注意。 アシックスが今、世界のトレンドの中心にいることは疑いようありません。そこで、お勧めは、履きやすさはそのままに、ニューバランスのような渋さと高級感、実用性を兼ね備えているのが「GEL-PTG GTX」です。
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アシックス「GEL-PTG GTX」。1万8700円。写真は公式HPより

天然革ならではのざらつきのあるスエード、細みに見えて圧迫感のないトウ、なにより徹底的に食いついてくるかかとのカーブ。とことんクラシックなデザインのうえに、カラーも絶妙なグレーなので「履いてしまえば勝手に大人感が出てしまう」反則級の1足です。とどめに完全防水のゴアテックスなので、突然の土砂降りも一切気にする必要がありません。ベースは80年代のバスケットボールシューズ。バッシュは本来歩くのには不向きですが、このモデルは「カジュアルでしっかり歩ける」ことを相当意識しており、曲がるところで曲がるので長時間歩いても疲れません。外からは見えない部分にはアシックスならではの「GEL」を発泡させた最新素材・「fuzeGEL」を使用。とにかく軽く、地面からの衝撃をほぼ吸収してしまいます。バッシュならではのグリップの良さで車の運転にも最適。履くほどにスエードの表面がいい感じにけば立ってきて、エンジニアブーツのような存在感が出てきます。これは合成皮革のスエードでは絶対にマネできないところ。アシックスであればこの1足を選びたい。 連休中はとにかく「立つ」「待つ」「歩く」の連続です。足元のストレスで、せっかくの楽しみが台無しになってはいけません。靴をはじめとするボトムスさえ決まってしまえば、おしゃれで気持ちも体も軽くなります。ただし、どれも人気のスニーカーなので、サイズ欠けにはご注意を。
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ
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