「この人が好きで好きでたまらないという感情で結婚するのか」、それとも「この人と一緒ならあらゆる面でメリットがありそう」「安定しそうだから結婚するのか」など、結婚に関していろいろな発想があると思います。 「理性」「感情」「打算」「論理」……など結婚からさまざまな関連ワードを挙げることができますが、実は結婚するにあたって本当に大事なことは、このうちのどれでもありません。   　一番、大切なのは「覚悟」です。結婚したら、そう簡単に離れられません。そして、必然的に相手の悪い部分をもっと知ることになりますし、逆に自分の悪い部分をもっと見られてしまうことにもなります。 　1年に1回くらい壮絶なケンカをするかもしれませんし、5年に1回くらいは離婚が思い浮かぶような争いをする可能性もあります。   　そんなことはなく、しばらくは穏やかに生活することができたとしても、子どもができれば生活が激変して、自分たちも激変するかもしれません。自分たちがそれほど変わらなくても、子どもがどんどん変わっていって、振り回される可能性もあります。   　また、「子どもは○人」と決めて結婚したのにいざとなると相手が応じてくれない可能性もあれば、その逆で「子どもは作らないでおこう」と決めて結婚したのに、どちらかが逆の方向に進みたがるかもしれません。