この考え方をポイントサイトに適用させると、とんでもないことになります。ポイントサイトとは、掲載されている広告をクリックしてサービスを利用すると、広告元のポイントとは別に「ポイントサイトのポイントも獲得できる」というサービスです。 　僕は去年家のネット回線を変更しました。その理由は、ある会社に変更すれば月々1,700円も安くなることがわかったからです。しかも、それがポイントサイトの広告にあり、そこをクリックし、あとは普通に契約をするだけで4万2,000ポイントもゲットしました。1円も使わずにネット回線を変更しただけで、こんなにも大量のポイントをゲットできたのです。もし、お金を使って4万2,000ポイントを獲得するためには、1％還元のクレジットカードなら420万円も利用しなければなりません。 　そして、ポイントの利用先を考えることも重要です。ローソンのお試し引換券を利用すると、例えば100Pontaポイントで200円分の商品と交換できたりします。そのように利用すると、1ポイント＝2円の価値となるのです。つまり、アンケートの回答で100Pontaポイントがもらえる場合、200円分の価値があるということになります。 　また、ドラッグストアのウエルシアでは、毎月10日にウエルシアカードを利用して買い物をすると10％のWAON POINTが還元されます。 　そして、毎月20日にはお客様感謝デーが開催されており、200ポイント以上利用すると1.5倍分の買い物をすることができます。つまり10日に2,000円の買い物をすると200ポイントが還元され、その200ポイントを20日に利用すれば300円分の買い物ができるのです。そう考えると、10％還元ではなく、15％還元になるともいえますね。 　このように、ポイントを1ポイント＝1円と考えるのではなく、見方を少し変えると価値を上げることができます。そうすると、前よりポイントを貯めてみようと思えるようになるかもしれません。ポイントの見方を少し変えてみて、無理のない範囲でポイ活を楽しんでみてください。 1983年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。極度の節約好きで、ポイントやキャンペーン情報に精通するお笑い芸人。著書に『お得生活！ お金がなくても人生100倍楽しめる！』。ブログ「いの得ブログ」、ユーチューブ「いの得ちゃんねる」にて日々、お得情報を配信中（Twitterアカウント:@InoueJuniti）