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「スーパーの放置カート」で車にキズが…男性をガッカリさせた“店舗スタッフの言葉”

苦情を言うが、取り合ってもらえず

 モヤモヤとした吐き気のようなものを感じながら愛車まで近寄ると、凹みはないが、かすり傷のようなものがある。ショックだった。その愛車は、木ノ内さんが毎月の給料からコツコツと貯めて現金で購入したもの。並々ならぬ思い入れがあったのだ。 「仕事が休みの日には、ほかに予定があっても時間を作り、手洗い洗車をしていたほどです。その愛車にかすり傷がついたのですから、ショックとしか言いようがありません。すぐにスーパーに苦情を言いに行きましたが、まったく取り合ってもらえませんでした」  スーパーは申し訳なさそうに「申し訳ございません」と謝罪はしてくれたものの、「駐車場で起きたことには責任を負うことができません」と言い、駐車場の看板にもその旨を記載してあると説明するのみ。

数万円の修理費を払うハメに

車 修理「警察にも相談しましたが、駐車場には防犯カメラもなく、自分の車には常時録画できるドライブレコーダーの設置もありません。犯人を特定できて、故意や過失の場合は修理費を払ってもらうこともできるようですが、現実には難しいかもしれないという説明でした」  木ノ内さんはスーパー側の過失が問えないかとも考えたそうだが、スーパー側は頻繁に駐車場の様子を見回るなどしていたため難しかったとのこと。自身の車両保険を使うと来年以降の保険料が上がるということで、自腹で修理するハメになった木ノ内さん。 「犯人が出てくれば請求できるかもしれませんが、難しいでしょうね。スーパーの割引や値引きで得した気分になっていたのに、そんなどころではない数万円の修理代を支払うことになり、なんだかもう……。その日から2週間ぐらいは落ち込みました」
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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