更新日:2024年08月25日 02:57
スポーツ

「スタメン全員が大谷翔平」のドリーム打線の平均得点を調べてわかった“驚異的な貢献度”

ジャッジのRC27は?

 ただ、ナ・リーグでは断トツの大谷だが、ア・リーグにはそれを上回る“怪物”が何と3人もいるから驚きだ。両リーグでトップに立っているのは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)で13.0。大谷のそれを4.0も上回っている。  ジャッジと同僚のフアン・ソトが10.3、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が9.7でこれに続く。ソトとウィットJr.はともかく、大谷の視界にジャッジの背中(RC27=13.0)が入ってくることはないだろう。  昨季まで同じア・リーグで切磋琢磨し、MVP争いを繰り広げたこともある大谷とジャッジだが、リーグが分かれた今季に関しては“9人のジャッジ”の圧勝といったところか。

2004年のバリーボンズが驚異的なRC27を記録

 ちなみにシーズン60本塁打を超えるペースでアーチを描き続ける今季のジャッジ。そのRC27は、歴代でも上位に位置しているのは想像に難くないが、過去にはそれを凌駕した選手もいた。そんな一人が2004年のバリー・ボンズ(当時39歳、ジャイアンツ)である。  その年のボンズは、打率.362をマークしてナ・リーグの首位打者を獲得。45本塁打はリーグ4位、101打点は同17位と、パワー部門の数字は伸びなかったが、その年のボンズは相手投手からまともに勝負をしてもらえなかった。  145試合でボンズが選んだ四球の数は232個。うち120個が敬遠だったのだ。出塁率は.609に上り、RC27は驚愕の22.0!  04年のボンズが9人並べば、1試合で22得点を創出していた計算になる。
次のページ
大谷翔平は“リハビリ中の投手”
1
2
3
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

記事一覧へ
おすすめ記事