20代、こうやって転職を成し遂げた
―[[20代の就職難]はウソだった!]―
20代、こうやって転職を成し遂げた
【CASE1】大企業を諦めたら1か月で転職できた
磯野 孝さん(仮名) 28歳・電子機器メーカー
28歳にして転職回数3回。さらにパニック障害という病歴を持つにもかかわらず、今年5月に就職活動を開始して、1か月で内定を勝ち得たという人もいる。今年6月から電子機器メーカーで勤務が決まったという磯野さんだ。
「転職回数も多いし、病気のこともあったので、こんなにすんなり内定がとれるとは思わなかったです。ただ、実は選ばなければ20代の就職口ってたくさんあるんですよ。今回も60~70社にエントリーシートを出して、10社面接に行って、その末に現在の会社から内定をもらったので、正直、世間で騒がれているほど『大変だった……』とは思ってないですね」
世間ではこれだけ就職難が叫ばれているにもかかわらず、彼が就職を勝ち得た一番の要因はなんだったのか。
「やはり大手志向をやめたことでしょうね。1社、2社目に関しては、『就職するなら大企業じゃないと!』と、名前重視で会社選びをしていたんです。でも結果、激務が続いて病気になってしまって……。病気になって以来、『福利厚生や勤務体系がいい、自分が働きやすい会社が一番』と考え方が変わって。これが就職を決めた要因ですね。また、今回就活をして30代の募集がほとんどないことも知ったので、もう転職のことは考えず、今後はいまの会社に骨を埋める覚悟で頑張ります」
ネームバリューよりも、環境重視。この価値観の変化が勝敗の分かれ目だったということか。
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