スポーツ

大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も

ロバーツ監督の迷采配は過去のポストシーズンでも…

 ただ、ポストシーズンでロバーツ監督の継投策が裏目に出るのはこの試合に限ったことではない。ロバーツ監督は2016年の就任以降、9年連続でポストシーズンに進出。8度の地区優勝に導いており、名将であることに疑問の余地はない。しかし、世界一に輝いたのは2020年だけで、短期決戦におけるロバーツ監督の継投策は、これまで何度も疑問符が投げかけられてきた。  また、メッツとの第2戦では継投策以外に腑に落ちない采配もあった。第1戦で9番に座り、犠打と安打で大谷に繋げたトミー・エドマンを6番で起用したことだ。  第2戦で3安打2打点と結果を残したエドマンだが、9番のままでも良かったのではないか。実際に第1戦では打線がつながり、9点を挙げるいい流れができていただけに、この打順変更を疑問に感じるファンも少なからずいたはずである。

第3戦は早めの継投策で勝利なるか

 1勝1敗の五分となり、ニューヨークに乗り込むドジャースは、第3戦のマウンドにシーズンを通して安定感に欠くウォーカー・ビューラーを送り込む。  ブルペン陣は休養たっぷりで臨めるだけに、必然的に早めの継投策で凌ぐ形になるだろう。ワールドシリーズ進出へ向けて、ロバーツ監督の采配に大きな注目が集まる。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
1
2
おすすめ記事