更新日:2024年10月25日 16:24
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「家族は正直引いていた」“あえて坊主にした”女性に聞く、心身に訪れた変化と周囲の反応

トイレで「男性と勘違いされることが多い」

Chiharuさんでは逆に、坊主にしたことによるデメリットについて。徐々に増えてきたと言われる坊主女子に憧れる女性にとっても、この点が気になるところ。 「髪の毛がなくてすぐに頭皮なので、紫外線や外的刺激が怖いですね。外出時は、帽子を年中かぶっていますし、冬の寒い時には絶対にニット帽が外せません。冬で言えば、乾燥すると頭皮のダメージでフケみたいな皮が取れてしまうので保湿は大事です」 また、坊主になる前は気にしなかった日常の行動でも、周囲に気を使う場面があるという。 「公衆トイレに入るとき、男性と勘違いされることが多いので行きづらいですね。おばあちゃんにギョッと二度見されることもあります。女性だとわかるように、胸を強調したりして、女性だとわかるように気を使いながら入ったりします(笑)」

坊主にしたらDMが大量にくるように…

さらに、気になるのは「モテ」に変化があったという点。SNS上では顕著な変わりようが見られたそう。 「インスタでは異常なくらいのDMが来るようになりましたね。特に外国の男性からが多くて、『素敵だよ』みたいな内容のDMが大量にきます」 一方、リアルな実生活ではどうだろう。以前から引きこもりで、モテるとは無縁に生きてきたという彼女だが。 「声をかけられる機会は増えましたが、ナンパされているわけではないので、モテているとは言えないと思いますよ」 では、坊主女子は街中でどのように声をかけられているのだろうか。 「おじいちゃんおばあちゃんが多いんですが、『思い切ったね』と言われることが多いですね。声をかけてくる高齢の方はズケズケ言う方が多いみたいで、いきなり『あなた、病気なの?』と言われたり、ある時は『中国に帰れ』と急に言われてビックリしたこともあります。それから、子供には刺激的みたいで、小学生のグループに遭遇した時、その中の一人が走ってきて、『こんにちは!』と言ってグループに戻っていったり。近所の小学生の間では、名物になっているっぽいです(笑)」 ===== 他の女性にも坊主を勧めるか聞いてみると「勇気もいるので勧めはしませんが、楽しくもなりますし、いい経験になると思うので、人生に一度くらいならチャレンジしてもいいと思いますよ」とのことだ。 ハッシュタグによって「坊主女子」が世の中において一定数存在すると筆者は知った。自らの個性を貫き、堂々と生きている彼女たちを心から応援したいと思った。 <取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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