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「大学時代のお年玉は100万円」「毎朝専属のシェフがつくった朝食」超富裕層の男性が祖父に教わった“本当の豊かさ”

大学生時代のお年玉は100万円が当たり前

お年玉をもらう子ども「私たち家族の金銭感覚も一般的な家庭とは違っていました。たとえば、お年玉は小学生の頃に5万円、中学生で10万円、大学生になると100万円が当たり前だったんです」  ただし、その“お金”の使い方は、決して無駄遣いをすることはなく、自由に使えることがどれほど素晴らしいかを考え、どのように時間と自由を活用するかが大事だったと鈴木さんは説明する。 「投資家として成功を収めた祖父は、今でも私にとって最大のロールモデルです。彼の教えを活かして、もっとも大切にしているのは豊かな心をもつことと、家族との時間を大切にすることですね」

“ただものではない”義父の爆買いで見えた家族愛

「義父は見た目からして威厳があり、“ただものではない”印象を与える人物です」  田中洋輔さん(仮名・40代)の義父は、中小企業のオーナーでありながら、建築や不動産、産業廃棄物など幅広い事業を手がけている成功者だ。 「義父の家には5台の車が並び、どれも高級外車やこだわりのある国産車です。1台はあえてプリウスなんですが、仕事用に使用していて“ふだんは目立たないように”という理由で選んだそうです」  しかし、目を引くのはその車のラインナップだけではないそうだ。  ある年の年末年始に、テレビで放送されていた“爆買いのニュース”を見た義父が、「うちも爆買いやるか!」と家族全員を豪華なショッピングモールへ連れ出したという。 「家族一人ひとりに10万円を渡し、『好きなものを買うように』と指示しました。そのうえ、高価な買いものをする時には、『私が支払いにいくから、電話で呼び出しなさい』という贅沢さでした」  この豪快な行動の背景には、単にお金を使いたいという欲求だけではない心意気が見えたと、田中さんは話す。
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年末年始だけで2300万円の支出!
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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