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「結婚の貯金が減るだろうが!」バッテリー上がりでモメまくった“年の差カップル”の顛末

「結婚の貯金が減るだろうが!」

 女性はムスっとしたまま、無言でスマホ。男性が「機嫌直してよ~」と猫なで声で懇願している最中でした。嫌な雰囲気が漂うなか、原因がバッテリー上がりであったこと、そして修理店までのレッカー移動や修理の料金を伝えた伊吹さん。 「次の瞬間、女性がブチ切れたのです。そして、男性に向かって『お前はホントに穀潰し!』と、時代劇でしか聞かないような言葉で男性を叱責しはじめました。男性のほうは『ゴメンって。ほんとゴメン!』と苦笑いしていましたが、女性は止まりません」  そして、「あんだけ点検しろって言ったのに。バカじゃねーの」「結婚の貯金が減るだろうが!」と不満をぶちまける。するとついに男性が、「しつこいな! いい加減にしろよ!」と立ち上がり、女性の胸ぐらを掴むなどヒートアップしてしまう。 「その勢いで簡易なテーブルが揺れ、麦茶の紙コップが転倒。近くにあった女性のスマホがびしょびしょになってしまったのです。これには女性も大慌て。パニック状態でテーブルのティッシュを鷲掴みにしてスマホを拭きはじめたのです」

女性は半泣き状態に

バッテリー 冷静になった男性がスマホを拭くのを手伝っていると、女性は伊吹さんをグッと睨みつけ、「お前が麦茶なんか淹れるからだ! 頼んでもないのによぉ!」「壊れてたら弁償しろよ!」「だいたい、こんな近距離でレッカー代を請求するとか詐欺」などと言いはじめたのだ。 「さすがに『これって、僕が悪いの?』とイラっとしましたが、これには男性も思うところがあったのか、『いい加減にしろ!』とブチ切れ。女性の腕を掴んで座らせました。さすがの女性も驚き、そのあとは終始無言。女性は半泣き状態になっているし、最悪でした」  レッカー代や修理費は男性が支払って2人は帰って行ったが、嫌な気持ちがズーンと広がったとか。それ以降、困っている車を見かけても声をかけることはなくなったという伊吹さん。迷惑な行為は、親切心も削ぎ落してしまう悲しい行為。私たちも気をつけたいものだ。 <TEXT/山内良子>
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意
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