ライフ

「長時間コンビニに居座る高校生カップル」にうんざり。「男女兼用トイレ」にこもる二人に店長が注意した結果…

“トイレを意図的に流さない”50代男性

「もう一人は『トイレの番人』って呼ばれてたお客さんですね。これは自分が標的にされたやつだったんですが、ガチでうざかったです」  夜遅い時間にやってくる、常にチノパン姿の50代ぐらいの中年男性だった。 「うちの店のトイレ掃除は当番制なんですが、店長とふたりの時はバイトがやる感じになるんですね。そうすると決まった時間に私が掃除することになるんですが、トイレの番人はそれを狙って仕掛けてくるんです」  松野さんが言う「仕掛けてくる」とは、トイレを流さない迷惑行為だという。 「大小どっちの場合もあるんですが、私がトイレ掃除に入ると“ブツ”が残っていて……うんざりしながら流して掃除をする。終わってトイレを出た時に、その客がニヤニヤこっちを見てくるっていう。しかも、大きいときのほうが明らかにうれしそうな顔してこっち見てくるんです……」

耳元で気持ち悪いセリフを吐かれ…

 トイレの番人に標的にされた松野さんは、店長に相談することにした。 「『掃除の時間をずらして良い』と言われた通りに従っていたんですけど、トイレの番人は決まって遅い時間に来店するんです。お客さんが少ないことに加え、時間差でトラップを仕掛けてくるため、結局仕掛けられた“ブツ”に遭遇することになったりするんですよね」  最悪だったのは、清掃した後に声をかけられたことだった。 「私に近寄ってきて、耳元でこう言ったんです。『トイレって、流す時に中身が飛沫になってトイレ中に飛び散るって知ってた?』って。脳が言葉の意味を処理した時に、ガチで膝から崩れ落ちそうになりましたね」  その後、理由は不明だが、ある時からトイレの番人は店に来なくなったそうだ。だが、不意にニヤつく顔を思い出してしまい、吐き気を催すことがあるという。 <TEXT/和泉太郎>
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ