ライフ

「高価な家電は使うな」移住先の“謎ルール”に困惑した32歳女性「ドラム式洗濯機や42型以上のテレビ」がNG。破った結果…

絶えず監視されている気が…

 橋本さんはそれらの閉鎖的ルールと対人関係がストレスとなり、旦那さんともよく喧嘩になったという。 「都会で暮らしているときは喧嘩なんてほとんどなかったんです。でも旦那の両親が近くで暮らしていて、旦那の職場の人や友達だってそこらにいるんですよ。絶えず監視されている気がして、ストレスは溜まる一方なんですよね」  相談する友人もいないため、ストレスの吐口はSNSだという。 「褒められることはではないんでしょうけど、SNSに田舎の愚痴を書くと共感してくれる人がたくさんいるんです。『私も同じです』って言ってもらえると、なぜか頑張れちゃうというか、救われてる自分がいますね。でも町内の誰かにバレたらとんでもないことになりそうです。役員を任されるとか、そんなレベルじゃないですね。もっとひどい嫌がらせを受けそうです」  一年ほどで田舎暮らしに見切りをつけた橋本さんは、今では月の半分を東京の実家で暮らしているという。 「田舎が悪い、とは思いません。でも引っ越す前に必ず調べてほしいですね。私は今のどっちつかずの状況が一番いいと思っています。属するというのは、ある種の病みたいなものなので」  憧れと現実は、少しばかり違うようだ。   <TEXT/山田ぱんつ>
1
2
3
おすすめ記事