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GWのドライブ中に「Googleマップ」で迷走。なぜか“刺青”の男たちのBBQ会場に突入して…

 GWは家族や恋人と旅行に出かけて、まだ見ぬ景色と出合いたい。だが、旅行にハプニングはつきものだ。まさか、あんな景色を見ることになろうとは……。

「Googleマップ」が導いた先には…

ドライブ

※写真はイメージです。以下同

 村田征作さん(仮名)は、車の運転中に利用していた「Googleマップ」のおかげで、GWの家族旅行に強烈なスパイスを加えることになってしまったという。  当時名古屋に住んでいた村田さんは、関西方面へ家族旅行に出かけた。最初の目的地は滋賀県。湖畔の宿に一泊し、翌日に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」まで行く予定だった。 「関西方面はよく行っていたのですが、ふだんは滋賀県を通り過ぎてしまうので。子どもたちに湖畔の“壮観な景色”を見せてあげたいと思ったんです。ただ、一泊するだけなので、宿は見知らぬ場所にあった地域最安値を選びました」  カーナビのついていない車で、スマートフォンのGoogleマップを頼りに宿を目指す。琵琶湖のそばにある公園などを通り、観光気分でドライブしていた。  だが、Googleマップの「悪い癖」が出る。 「Googleマップは細い道でもお構いなしに案内しますよね。地元の人が軽自動車で抜け道として使うような信号もないけどすごく細い道です」  その細い道を嫌な予感がしながらも突き進んでいく。どこかの駐車場を突っ切り、別荘地帯に。アスファルトの舗装もなくなり、湖の水際スレスレを通ることもあったという。 「これ本当に大丈夫なのかなって、妻も子どもたちも不安になっていました」  大丈夫に決まっているだろう、村田さんはそう自分にも言い聞かせていた。

砂浜で半裸の男たちがBBQ

 そんななかで、突如として綺麗な砂浜が現れた。そこを進んでいくと……。 「先のほうに人混みがあるのに気がつきました。煙のようなものがあがっており、パーティーでも開かれているのかと思いましたね」  しかし、目にしたのは予想外の光景だった。 「アロハシャツや半裸の男たちが大勢いて、みんな体格がよく、和彫りの“刺青”が見えていました。どうやら彼らがBBQしているところに突入してしまったようです」
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“刺青”の男たちのサファリパーク
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編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo

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