飲み屋の女性に「大金を貢げば何でもしていい」と思っている男性の大きな勘違い
大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。大酒飲みキャラが定着してしまうと、当然お酒を大量に飲むことを期待され、その結果自分自身が苦労をするだけなので「お酒は大好きだけど弱いんですう~」と、ぶりっ子をしているのですが、まれに自ら「私、お酒すっごく強いです」と名乗りをあげている女性がいますよね。そして、そういう子に限ってだいたいすごく弱い。心配になります。
その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。
飲み屋さんでは、お客様が何を買ったつもりでその料金を支払ったか、そして、ホステスが何を売ったつもりでその料金を受け取ったかが実にあいまいです。
例えば、お客様は「今日はドンペリを2本もあけたんだし、そろそろ彼女とあんなことやこんなことができるに違いない」とワクワクしている一方で、ホステスは「良い夢見せてあげたんだし妥当な料金よね」と鼻を鳴らしているかもしれないわけで、双方の天秤はなかなか釣り合わない。だって料金表には「ドンペリ2本じゃ何もできません」なんて書いてないし。
支払った料金にはあんなことやこんなこと代も含まれていると期待しているお客様と、そんなものは含まれていないとふんぞり返っているホステスの間には、ちょっと不幸せな食い違いが発生しています。
そして、お客様の思い込みと期待がエスカレートし、笑えない事態を招いてしまうことも。
今回は、思い違いをしたお客様の異常行動についてお話ししたいと思います。「酔った勢いで」などというバカみたいな理由で全て失ってしまうリスクは誰にでもあります。他人事と思わず、ご自身の胸に手を当てて読んで欲しいです。
新卒で入社した会社を辞めた23歳の当時の私は、大阪・北新地のとあるキャバクラで働いていました。
「指スマ」「ちっち」など地域やコミュニティごとに呼び方は異なりますが、プレーヤーが親指をあげ、その数を当てるゲーム(私の周囲では「るんるん」と呼ばれていました)が、私の働いていたキャバクラでも流行っていました。参加者同士で互いに立てた指の数を言い合い、負けたらテキーラの一気飲み。それから古今東西、炙りカルビゲーム、たけのこたけのこニョッキッキと宴会ゲームが続きました。
閉店時間を過ぎてお店を出るころには全員目は血走ってフラフラです。なんとかタクシーを捕まえて乗車すると、同じように目を充血させたおじさんが乗り込んできました。私の隣でたけのこたけのこニョッキッキに興じていたサラリーマン風の男性客でした。
「方向が一緒だから」と話す彼に、まあそういうこともあるかと納得し、運転手さんに自宅住所を伝え、車を発進してもらいました。今思えば不注意だったと思います。

仕事終わりのみずえちゃん
「酔った勢いで」は言い訳にならない
タクシーに乗り込んできたサラリーマン風の男性
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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