更新日:2025年05月11日 16:49
ライフ

誰でも「地頭がいい人」になれる思考法を東大合格者が伝授。「授業と料理には“共通点”がある」

 みなさんは自分自身が「地頭がいい」と思っていますか?  私は、理解力に乏しい人間です。「地頭」はよくないと思っています。ほかの人ならなんなく理解できることを、私は長い時間をかけなくては理解できませんでした。何度「コツさえ掴めば早いんだけど……」と言われたかわかりません。  ある日私は、物事をそのまま理解することを諦めました。文字をそのまま理解しようとしてもわからないのだから、もっと簡単で同じような仕組みの物事を例にとって、それと比べて理解しようとしたのです。  最近になってから、この考え方を「類推思考」と呼ぶことを知りました。  未知の出来事でも、構造さえ見抜けば、同じような構造をしている既知の事象との比較を通して、正体を見抜くことができる。  東大合格をはじめとして、「地頭がいい」とされる人々のマネをするためには、この考え方は欠かせませんでした。今回は、思考や理解に欠かせない類推能力についてお伝えします。
地頭がいい人になるには

※画像はイメージです。以下同

「授業」と「料理」の共通点は?

 類推思考では、共通点を見つけ出すことが重要になります。共通の特徴は、一目でわかるものから、考えないとわからないものまでさまざま。  これをとらえるには、抽象化の思考が必要になります。傘を「雨の時にさすもの」、冷蔵庫を「食べ物が腐らないようにするもの」と考えているだけではわかりませんが、両方とも「外的要因から中身を守る」ためのものだと抽象化すれば、共通点に気付けます。  では、みなさんは「授業」と「料理」の共通点がわかりますか? 一見すると、全く関連のないように見える2つの物事ですが、これらには確かに共通する性質があると私は考えています。  これを考えるためには、抽象化が必要。抽象化するためには、両者の具体的な特徴から構造を考える必要があります。

類推思考を実践してみる

 授業とは、学校や塾で行われる定期的な催しで、なにかのテーマに沿って講演者が解説を行い、多数の受講者の理解を促します。  授業で解説される内容は、一般的に「理解すべき」とされながら独力では理解しがたいものが多く、そのために聴講者の理解を促すような解説がなされるか、登壇者の手腕が問われるケースが多い。  一方で、料理とは、家庭やレストランなど幅広く様々な場所で行われ、食材に対して切る・煮る・焼くなどの操作を加え、より食べやすい形に変えていく試みのこと。  通常、食材はそのままの状態では、食べにくいもしくは食べられないことが多く、それらに対して様々な操作を加えることで、味や触感、安全性を改善し、より食べやすい形に変えることができます。  操作の結果によって出力される料理の食べやすさの度合いは、調理者の手腕によって大きく変化し、高い腕前を持つ調理者は料理そのものを生業とすることもあります。  これらから、どんな特徴が抽象化できるでしょうか?
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両者に共通する性格とは
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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