大学応援部に残る“時代遅れな慣習”を元部員が語る。「手の皮がむけて血だらけに」「書類作成は手書きで模写」
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは、大学生の時、何に力を入れていましたか?勉強、研究活動、サークル、アルバイト、趣味など、なんでもできるのが大学生活のよいところ。ただ、打ち込む活動と自分の性質の方向性があっているかは、よく確認しなくてはいけません。
以前、東京大学応援部に所属経験のある私が、大学の部活について「生半可な覚悟であれば入るべきではない」とする記事を書きました。
いろいろな反応がありましたが、やはり「楽しかった」とするコメントのほうが多かった。順応できる方には楽しいでしょう。
厳しい厳しいとばかり言われる部活ですが、最近は大分マシになってきたようです。私は在学中に「2000年頃までは、練習のたびに先輩が竹刀を振り回していた」と聞かされたことがあります。
「平成に入って10年もしてから、部活に竹刀なんて」と思われるかもしれませんが、なんとなく「そういうこともあるかも」と思わせる雰囲気がありました。
令和になってからはだいぶ緩くなってきているようですが、それでも違和感を覚える慣習・風習は残っていました。
親や先生の言うことをよく聞いて、毎日10時間近くも机に向かって過酷な受験を突破してきた真面目なエリートが、大学では突然バンカラを気取って竹刀を振るっていたと考えると、なんだか不釣り合いで吹き出しそうになります。
今回は、大学の部活に残る面白い風習についてお伝えします。

※画像はイメージです。以下同
特注の学ランで“絶叫”する応援部
アウトローなようでお役所的な側面も
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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