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内見の直後に「契約書にサインを…」不動産業者の女性社員が“あり得ない対応。後日、電話でクレームを入れた結果…

賃貸物件を借りる場合、内見を行い両者が合意すれば、本契約となる。現在も運用されているこの形式だが、双方のいずれかが問題のある人物の場合、想定外の事態となってしまうようだ。与田祐一さん(仮名・30代)は、内見で「ありえない」対応を受けた経験を持つ。
不動産 仲介

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担当者の運転がかなり怪しい…

「やりとりしたのは、萩原さん(仮名)という大手不動産仲介会社の女性社員で、対応はいたって普通。何回かメールでやり取りしたのち、内見に行くことに」 しかし、徐々に担当の萩原さんに違和感を覚える行動が出たという。 「車に乗ると、『ちょっと運転が不慣れで、ご迷惑をかけるかもしれません』と言うんです。『今さらそんなことを言わないでくれよ』という感じでした。適当に世間話をしていたら、いつの間に高速道路のレーンに入っていて。びっくりして『高速で行くんですか?』と質問すると、『道を間違えました!』と叫んでUターンしようとするんです。もちろん逆走になるので、『高速に入ってください』と。もう自分が運転を代わりたいぐらいでした。さっきまでの落ち着いた雰囲気はどこへやらでした」

内見終了直後に契約を迫られて…

道中で危険な思いをしつつも、内見自体はつつがなく終了。ただ、不動産会社の萩原さんが、思いがけない言葉をかけてきたという。 「内見を終えて車に戻ると、『契約しますよね。今、ここで契約書にサインをしてもらえますか?』というんです。呆気にとられていると、カバンから契約書とボールペンを出して、真顔で『今、ここで』と念押し。これまでにも複数回、内見を経験しましたが、こんなことは初めてでした」 与田さんはどのように対応したのだろうか。 「部屋は気にいったので、契約する意思はありましたが、『この場で契約してほしい』といわれたことが引っかかり、『即決はできない』と回答。すると、『契約しないということですか? 気に入ったから、内見に来たんですよね』とキレ気味に言われて。『一度検討させてほしい』と話すと、『なんのために内見に来たんですか。貴重な時間を割いているのに。契約してくださいよ』と怒り出しました」
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電話でクレームを入れるも…
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複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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