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元セクシー女優が「女優の整形事情」を暴露。「誰?」と思うほど“変わり果てる女優たち”の実態

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」が、自身の経験や周囲の業界人から聞いた話をもとにお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半で引退を決意し、ライターへ転向。現在はメディア出演も積極的に行っている。

セクシー女優の整形事情

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 セクシー女優の約8割が顔の“テコ入れ”をしていると言っても過言ではない。今ではノーメンテナンスの女優の方が珍しくなった。  二重埋没はもう朝飯前レベルで、輪郭の骨切りや鼻・アゴ・額のプロテーゼ挿入など、具体的な箇所を挙げればキリがない。仮にパーツ整形は未経験でも肌管理などのケアを集中的に行う女優も多いため、ほぼ全員が何かしらの施術を受けていると断言しても良いだろう。  今は普通の大学生でも美容クリニックに通う時代。芸能人も整形が当たり前なので、手術自体を批判するのは少々時代遅れかもしれないが、元が可愛いのに何度も“テコ入れ”を繰り返し、顔が不自然になる悩ましいケースが本当に多い。  セクシー女優が過度な整形を繰り返すのは、単に美意識が高すぎることが大きな原因である。人前に出る職業だから美にストイックなのは仕方がないものの、どこかで意識をはっきりとさせなければ延々とメンテナンス地獄へとハマってしまう。

一度やると止まらない、美容整形の蟻地獄

 筆者も整形を繰り返しているので、次から次へと手術をしたくなる気持ちは痛いほど分かる。一か所直すとまた別のパーツが気になって、何なら同じ部位を再手術しようか検討するほど、自分の顔についてアレコレと考えてしまうのだ。  お金が稼げて長期休みを取りやすいセクシー女優は、可愛くなりたい一心で何度も美容クリニックへと通う。しかも1を3にするのではなく、すでに5や10のところを、さらにさらにレベルアップさせてしまうため、メンテナンスが永遠に終わらない。「もっと可愛くならないと……」という美意識の高さは、時に“呪い”のような状態になってしまうのである。

「誰?」と思われるほど変わってしまう女優も

 業界は美女だらけで、毎日のようにハイクラスな女性が参入してくる。しかも写真詐欺ではなく実物もビックリするほどキレイな人ばかりなので、共演が続いた時に周りと自分を見比べて焦るタイプは、美容整形の蟻地獄へと陥りやすい。  もともと自己肯定感が低く、整形によって自信をつけた人だと精神的な根っこの部分がグラつきやすいため、手術によって下がった自尊心を再び取り戻そうとするからだ。  それによってデビュー時から整形を繰り返し過ぎて、「誰?」というくらい見違える人がビデオ界隈には山ほどいる。従来のファンも首を傾げてしまうほど見た目を変えると、客離れに繋がるため注意したいところだが……。  美容整形も沼にハマると歯止めが利かなくなり、客観視ができなくなるので非常に難しい問題と言えよう。
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事務所に内緒で勝手に豊胸してしまう女優も…
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya

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