“カップル成立率”は5割…40代以上向け「婚活バスツアー」が盛況。「交流を図りやすくする」仕組みが大きな付加価値に
マッチングアプリが世の中に認知されて久しいが、対面で出会いを見つける場もまだ廃れてはいないようだ。中高年をメインターゲットとした「婚活バスツアー」が人気を博しているらしい。
株式会社アイリスツーリストの代表取締役・駒井直人さん曰く、年間400〜500本もの旅行ツアーを企画するうち、40代以上が対象のツアーが「7〜8割」を占めるのだという。傾向としては「暇つぶしの旅行で、ついでに友だちやパートナーを見つけられれば」という、恋愛や結婚にガツガツしていない参加者が少なくないとのことだ。
中高年向け「婚活バスツアー」の実態について、駒井さんに尋ねてみた。
――出会いの場を提供する「婚活バスツアー」を、いつから手がけているのでしょうか?
駒井直人(以下、駒井):2016年頃からです。当初は20〜30代の方々がメインターゲットでしたが、コロナ禍でマッチングアプリが普及するにつれて、参加者が減少していきました。一方、40代以上が対象のバスツアーはコロナ禍を経ても衰えず、参加者は増えています。
――実際、どれほどの参加者がいらっしゃるのでしょう?
駒井:年間で400〜500本のバスツアーを企画しているうち、40代以上を対象としたバスツアーが全体の7〜8割を占めています。20〜30代を対象としたバスツアーでは最小催行人数が揃わずに見送りとなる場合もありますが、40代以上を対象としたバスツアーではほぼありません。
――人気の理由を、どのように考えていますか?
駒井:マッチングアプリへの抵抗感が、一つの理由だと考えています。加えて、年齢層が上がるにつれて、入会費などがかかる結婚相談所へ頼るほどではないものの、「気軽にパートナーを探したい」と考えている方々が多くなる印象です。定年していれば、嘱託やパートなどで週数日働いて、土日は必ず休みとなる方もいますし、「暇つぶしの旅行で、ついでに友だちやパートナーを見つけられれば」という動機で、参加される方もいます。
――若い世代と比べると恋愛などにガツガツせず、ゆとりある方も多いのかもしれませんね。
駒井:そうですね。20〜30代を対象としたバスツアーでは「スタッフの人にもっとサポートしてほしかった」という手厳しい声をいただくことも。一方で40代以上を対象としたバスツアーではそうした声が少なく「色んな人と話せてよかった」「修学旅行を思い出した」といった好意的な意見が目立ちます。

中高年向けのバスツアーは、コロナを経ても人気が衰えないそうだ
40代以上対象のバスツアーは「人気が衰えない」

株式会社アイリスツーリストの代表取締役・駒井直人さん
参加理由は「気軽にパートナーを探したい」との思い

たしかに「大人の修学旅行」の様相が感じられる
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