“掃除をサボった洗濯機”の内部は地獄絵図、ニオイの原因にも…汚れ対策のコツは「乾燥」と「小まめな洗浄」にアリ
暑い日が続くと、当然ながら大量に汗をかく。そこで気になってくるのは、汗を吸った衣服からただよう独特のニオイ。電車、バス等の密室で思わず鼻をつまみたくなるようなシチュエーションは珍しくない。そして、人の振り見て我が振り直せとばかりに「自分は臭くないかな……」と疑心暗鬼に陥ってしまった経験はないだろうか。
根深い衣服の“ニオイ問題”。これを防ぐには、煮沸や漂白剤のつけ置きが有効だが、実は「洗濯機そのものをクリーニングする」手段も効果てきめんらしい。
そう教えてくれたのは、洗濯機クリーニング専門店「洗濯機のまじん」を運営する東海エネテック株式会社の取締役・増田穂孝(ますだ ほだか)さん。「クリーニングしないとどうなるのか?」といった素朴な疑問に答えてくれつつ、「クリーニングのコツ」など、実践的なノウハウを伝授してくれた。
東海エネテック株式会社は2018年に創業し、家庭用エアコンの修理事業を主に事業展開。現在の洗濯機クリーニングを開始したのは2年ほど前で、そのきっかけは事務所の洗濯機を技術スタッフが興味本位で分解してみたところ、内側があまりにも汚れていて驚いたことであった。
「2年くらいしか使ってないし大丈夫だろうと思ってたら、びっくりするほどメチャクチャ汚れてまして(笑)。そこで(洗濯機クリーニングの)需要があると思ったのが理由の一つです。それに洗浄後は本当に新品のようになって嬉しかったので、洗濯機だけでなく気持ちもキレイになるような感動をお客さんに味わってほしいというのも、すごく強い部分ですね」
表面はピカピカなぶん、内側の汚れた部分を意識しにくいのが洗濯機の難点。実際のところ、汚れた洗濯機はどうなっているのか? 見たいような見たくないような実情を増田さんに質問した。
「洗濯機は主に縦型とドラム式がありますが、縦型は内部の湿気からカビ汚れが付いて、それが“ワカメのような膜”として定着することが多いです。ドラム型のほうは乾燥機能によって縦型よりも湿気を抑えやすい傾向です。でも、その乾燥機能は諸刃の剣でもあって、衣類から出たホコリが乾燥経路に溜まったり詰まったりしてしまうことも」
こうした汚れが溜まると、縦型の場合は“ワカメのような膜”が千切れて衣類に付着。これをわざわざ取り除くのは煩わしいし、時間の浪費にもなる。また、ドラム式のホコリ汚れも乾燥機能の低下につながるから用心したい。さらに、多くの洗濯機に付いている洗剤自動投入機能にも注意が必要だという。
「直接的な汚れの原因となることは少ないですが、投入部の手入れがしにくいことと、『(洗剤なので)手入れしなくてもいいか』と思いがちなので、放置しすぎて投入部に汚れが溜まることはあります」
なんにせよ、油断は禁物である。

「洗濯機のまじん」スタッフによるクリーニング現場の様子
洗濯機を「開けてビックリ!」から事業がスタート
洗濯機の形式によって汚れ方も変化

縦型洗濯機の内部クリーニング前/後

ドラム式洗濯機の内部クリーニング前/後
東京都在住。2024年にフリーランスとして独立し、ライター業およびイラスト業で活動中。ライターとしては「Yahoo!ニュース」「macaroni」「All Aboutニュース」などの媒体で、東京都内の飲食店・美術館・博物館・イベント・ほか見所の紹介記事を執筆。プライベートでも都内歩きが趣味で、とりわけ週2〜3回の銭湯&サウナ通いが心のオアシス。好きなエリアは浅草〜上野近辺、池袋周辺、中野〜高円寺辺りなど。X(旧Twitter):@Dejavu_Raw
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