パドレスが「大型補強成功」で“本気の逆襲”へ…ドジャース「4年連続地区V」に黄色信号か
日本時間1日午前7時、メジャーリーグはトレード期限を迎えた。今季もメジャー30球団が売り手と買い手に分かれて、様々な思惑が交錯するトレードが多くまとまった。
ア・リーグでは、マリナーズ、アストロズ、ヤンキースなどが大型補強を敢行。マリナーズは目玉となっていたエウヘニオ・スアレスを、アストロズはカルロス・コレアを古巣に呼び戻す形となり、勝負の残り2ヶ月を迎える。
そんなドジャース以上に積極果敢な補強を見せたのが、パドレス、フィリーズ、メッツといった優勝に執念を燃やすチーム。なかでもドジャースを3ゲーム差で追う地区ライバルのパドレスは、今季にかける意気込みが伝わるトレードを立て続けにまとめてみせた。
まず最大の補強となったのがアスレチックスから獲得した2人の投手。メイソン・ミラーはセットアッパーとして、先発左腕JP・シアーズは先発4~5番手としてチームに貢献してくれそうだ。
他にブルワーズから先発投手のネスター・コーテズ、オリオールズから一塁手兼外野手のライアン・オハーンと外野手ラモン・ロレアノ、さらにロイヤルズから捕手のフレディ・ファーミンを補強するなど、多くの有望株と引き換えにドジャースに勝るとも劣らない戦力をそろえることに成功した。19年ぶりの地区優勝に向けて、やれることはすべてやったという印象だ。
これでナ・リーグ西地区はパドレスとドジャースのデッドヒートになることはほぼ間違いないだろう。
一時は独走態勢に入っていたドジャースは、7月に10勝14敗と負け越し。オールスター後は勝ったり負けたりの状況が続き、なかなか波に乗り切れない。
一方のパドレスは7月を15勝10敗と勝ち越し。8月に6試合あるドジャースとの直接対決の結果次第では、一気に形成が逆転する可能性すらあるだろう。
両者にとって地区優勝を果たすか、それともワイルドカードに回るかは非常に重要。どちらも今季はホームで圧倒的な強さを見せており、パドレスはホームで34勝18敗、アウェイで26勝31敗とその差は一目瞭然。対するドジャースもアウェイの28勝25敗に対して、ホームで35勝21敗と、ホームアドバンテージを握れるかどうかは死活問題となってくる。
ドジャースは補強の勝ち組?
一方のナ・リーグは注目されたドジャースが、先発投手のダスティン・メイをレッドソックスに放出し、代わりに将来有望な若手マイナーリーガー2人を獲得した。今季6勝を挙げ、チーム内では山本由伸に次ぐ投球回数を誇るメイの移籍は、痛手にも見えるが、それだけ離脱中の先発陣に目処が立っている証しとも考えられるだろう。 また、ドジャースはツインズとも1対1のトレードを実現。ジェームズ・アウトマンと引き換えに救援右腕のブロック・スチュワートを補強した。スチュワートは右打者にめっぽう強く、ドジャースの補強ポイントになっていた8~9回を任せることもできそうだ。 マリナーズやアストロズのようなビッグネームの獲得には至らなかったが、今季のポストシーズンだけでなく、来季以降も見据えたうえで、勝ち組と呼べる動きだったのではないだろうか。Welcome to San Diego, Ramón and Ryan! pic.twitter.com/pLMDz6jnFV
— San Diego Padres (@Padres) July 31, 2025
パドレスは大型補強に成功
8月に6試合ある直接対決がカギ
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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