更新日:2025年08月07日 14:24
エンタメ

「自分を変えたい」緊張しいの吹奏楽部員からアイドルの道へ。僕青・山口結杏の居場所と葛藤

 2023年6月15日、乃木坂46の公式ライバルグループとして結成した「僕が見たかった青空」(通称:僕青)。
僕が見たかった青空 僕青 山口結杏 雲組

写真上段(左)から、伊藤ゆず (いとう ゆず)、宮腰友里亜 (みやこし ゆりあ)、長谷川稀未 (はせがわ ひとみ)、工藤唯愛 (くどう ゆあ)、秋田莉杏 (あきた りあん)、木下藍 (きのした あい)、山口結杏 (やまぐち ゆあん)、今井優希 (いまい ゆき)、青木宙帆 (あおき ゆうほ)、萩原心花 (はぎわら ここか)、塩釜菜那 (しおがま なな)、八重樫美伊咲 (やえがし みいさ)

 同グループはセカンドシングル以降、シングル選抜システムを採用。メンバー23人は、表題曲やメディア出演をしていく選抜の「青空組」と、ライブやイベントなどを中心に活動する「雲組」の2つチームに分かれて活動している。  この連載「あの日夢見た雲組」は、8月6日リリースの6枚目シングル「視線のラブレター」で構成された雲組単独公演のライブとともに、雲組で切磋琢磨するメンバーに注目していく。

震えを止める舞台裏のルーティン

「本番前になると緊張で体の震えが止まらなくなるから、いつもメンバーに背中を思い切り叩いてもらうんです」  そんな公演前のルーティンを話すのは、兵庫県出身の山口結杏。彼女にとって、7月18日の雲組単独公演#20・大阪公演は地元凱旋ライブということもあって、いつも以上に気合いが入っていた。 僕が見たかった青空 僕青 山口結杏 雲組「いつかは雲組の公演を関西でやりたいっていう想いがありました。大阪公演では加入当時から応援してくれているファンの方も会場に来てくれていて、ステージ上から見つけたときは『アイドル活動を頑張って続けてよかったな』と感じました。序盤に披露した『青空ディスコティック』は、会場全体が盛り上がってくれて嬉しかった」  苦しさや悲しさを抱えながらも、その先にある光を目指す。雲組を象徴するような楽曲「涙を流そう」では、170センチの長い手足を活かしたダイナミックなダンスで感情をステージにぶつけた。 「歌詞も含めて楽曲の世界観が深いからこそ、感情が乗せやすかったりすんです。関西人で見た目は明るい人間に見えると思うんですけど、根はそうじゃないからこそ、余計にそう感じるのかもしれないです」

応募のきっかけは「自分を変えたい衝動」

 人前に出ると膝が震えるほどの緊張しいな性格。それは中高時代に打ち込んだ吹奏楽部でも彼女を苦しめる悩みでもあった。 僕が見たかった青空 僕青 山口結杏 雲組「私の担当がオーボエだったので、ソロで演奏することも多かったんです。楽器を演奏するのは好きやけど、とにかく人前に立つことが嫌でした。自主練習をしていて顧問の先生が部室の前を通るだけでも緊張して、『見られているかもしれない』と勝手に自分にプレッシャーをかけてしまって楽器を落としそうになるぐらい汗が止まらなくなるんです」  そんな自分を変えたい。僕青のオーディションを見つけたときは運命だと思った。 「大学に入るタイミングで吹奏楽の道は諦めたんですが、やりたいこともなく推薦で入った大学だったので、『私には何ができるんやろう』と将来に悩み始めていました。そのときに周りで乃木坂46さんを好きな友達がいて、その子の影響でアイドルを見始めたら惹かれていって。『僕青』のオーディションに応募したのは、とにかくアイドルに挑戦したい!という衝動でした」
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「自分を守るために壁を作って、他の人とは深く関わろうとしないでひとりでいることが多かった」
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