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再婚・妊娠発表の小林礼奈が明かす、シングルマザーとして過ごした5年間の苦悩と葛藤「娘の一言に“報われた”」

―[小林礼奈]―
元ものまねタレントで、人気ブロガーである小林礼奈さん(33歳)が、再婚と第二子妊娠を発表。ネットニュースを中心に大きな話題となり、祝福の声が多数あがっていた。
小林礼奈

再婚と妊娠を発表した小林礼奈さん(提供写真、以下同)

そんな彼女に離婚してシングルマザーとして過ごした5年間の苦悩や、今回の喜びについて話を聞かせてもらった。

誰も頼れない東京でワンオペ育児に限界を感じた

2021年

2021年に取材させてもらった際の小林さん(撮影/藤井厚年)

以前取材させてもらった時は、都内で娘と2人暮らしだった小林さん。 【過去記事】⇒コロナ離婚した“芸人の嫁”の独特すぎる半生「芸能界を辞めて養豚場で働いた」 現在は新潟在住。移住したきっかけは何だったんだろうか。 「移住したのは3年前で、まだコロナ禍でした。東京には、いざという時に本当に頼れる人がいませんでした。もし自分の身に何かあったら……そう考えたら、実家のある新潟のほうが安心だなって思いました」 新潟では実家で両親と同居しているわけではなく、ローンを組んで購入したマンションに住んでいるそうだ。 「完全に親を頼ろうということではなく、あくまで万が一のことを考えた移住だったんで。ただ、もう東京で完全ワンオペの子育てにも限界がきていた。 その時、子供が年中さんで、小学校に入ってから引っ越しするとなると、また友達作りとかも大変だろうって。それならば年長さんになる前の今だなって」 こうして移住したものの、礼奈さんの旧友のほとんどが新潟からいなくなっていて「知り合いが誰もいなかった」と苦笑する。また金銭的にも予想外なことが多かったんだとか。 「まず、新潟は田舎で車社会だから車が絶対必要。私は『絶対に車を運転してはいけない人間』と言われていて、ペーパードライバーだったんですが、あらためて講習に行って、今では新潟なら高速も乗れるようになりました。 ただ、車も買って毎月の駐車場代も払って、出費がすごい。移住したら生活費がすごく安くなるだろうなって期待していたけど、それほどでもなかったです。都内のほうが子育て手当が分厚いし(笑)」

「私生活を晒さないとアクセスが増えない」ブロガーとして悩みも

娘シンママ歴は5年。礼奈さんの収入のメインはブログによるもの。移住しても仕事面ではさほど困らなかったそうだが「葛藤が増えた」と吐露する。 「子供が成長して、今では私のブログも読んでいるし、ネットニュースも見ているので変なことが書けないんです。でも、ブロガーは“どこまで赤裸々に私生活を晒せるか”が肝。 正直、子育てのことを書かないと如実にアクセスが落ちる。ただ、この仕事で食べさせてもらっているわけだから、娘にも覚悟して欲しい部分も多少あって……。その真ん中を取るのがすごく難しい。最近は常に葛藤しています」 ファミレスまた、この5年間は「父親がいないからこそ、ずっと気を張っていた」と礼奈さんは言う。 娘から父親がいないことを責められることはなかったが、友達のパパを羨ましそうに見つめていたこともあったんだとか……。 「そんな娘に劣等感を抱いてほしくない。だから、私が父親の役割をしなきゃ、父親のいる家庭よりも楽しませなきゃって。旅行にたくさん連れて行ったり、私はあまり体力がないので、きつい場面もいっぱいあったけど、“負けたくない” って想いが強かった。いま思えば過剰だったかも。友人にも『そんなに頑張らなくてもいいんだよ』って、よく言われてました」
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娘の言葉に“報われた”
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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