日経平均4万5000円突破。プロが厳選した「未来の高配当株」10選。狙いは配当収入と値上がり益の“二重取り”
10月4日の「投資の日」を前に日経平均は4万5000円を突破。そんなアゲアゲ相場の牽引役の一つとなっているのが高配当銘柄だ。そこで今回は、すでに高値圏にある高配当株ではなく、配当収入に加えて値上がり益まで狙える「未来の高配当株」をピックアップ。“配当貴族たちの知見を基に厳選&大公開する!
好調な相場を受けて投資熱が高まり続けている。なかでも投資家から熱視線を浴びているのが高配当銘柄だ。賃金が上がらないのに、配当金は右肩上がりなのだから、人気化するのも当然の話か。独立系リサーチ会社「智剣・Oskarグループ」の大川智宏氏が解説する。
「12か月先の予想配当利回りが高い上位20%の銘柄とTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを比較すると、ここ5年間でTOPIXが+60%なのに対して、高配当株上位20%が+80%と上回っている。背景にあるのは、株主還元強化と新NISA。
’23年に東証がPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に是正措置を取るよう号令をかけた影響もあり、自社株買いや増配を行う企業が増加し、買いが集まりやすくなりました。そうした高配当株は『新NISA枠を早く埋めよう』という投資行動から毎年1月に最も買われる傾向にあるのです」
一般に高配当と株価の値上がりはトレードオフの関係になりやすい。同じ配当額でも株価が下がれば、配当利回りが上がるためだ。さらに、業績悪化から減配ないし無配転落となれば、たちまち株価が急落するリスクを伴う。
だが、着実に配当収入と値上げり益を狙う方法もある。それが「未来の高配当株」投資だ! 配当金が“増え続ける”銘柄を狙い撃ちする手法だ。
「業績が右肩上がりで、自己資本比率が50%前後はある企業なら増配余力があるので、値上がり益と配当の二重取りを狙うことも可能でしょう。多くの企業が『累進配当』(減配せず段階的に引き上げること)やDOE(株主資本配当率)の目標値などを示すようになってきたので、そうした配当方針も参考にはなる。ただ、重要なのは着実に株価が伸びていること。業績も配当も株価も上向きの銘柄を選ぶほうがいいでしょう」
投資家が注目する高配当銘柄

写真はイメージ(以下同)
「未来の高配当株」投資を狙え!
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