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K1運営会社倒産。しかしアジアでは空前のMMAブーム!

 K1を運営するFEGがついに破産手続きを開始した(帝国データバンク大型倒産速報より)。 

 2月に日本興行を行ったUFCを筆頭に、総合格闘技(MMA)の中心地はもはやアメリカに移ってしまった感は否めない。PRIDEやK1の隆盛を知るものにとって、日本の格闘技イベントの衰退は悲しい限りである。

 では、アメリカ以外では、もはやMMAは盛り上がっていないのかというとさにあらず。実はいま、アジア圏では多くのMMA大会が行われ、日本のサムライたちもこぞって参戦しているのだ。

 筆頭は2011年9月に旗揚げされたシンガポールのMMAイベント、ONE FC。旗揚げ大会はチケット発売と同時に即完売。日本からもDREAMなどでお馴染みの川尻達也選手や、足関十段こと今成正和選手などが参戦。人気を博している。さらに香港にLegend FCには、グラップリング技術が定評ある中村K太郎などが参戦。

one fc

シンガポールのONE FC

 韓国のRoad FCとフィリピンのURCC(ONE FCを中心としたネットワークと提携)、タイのDARE、パキスタンのPKA MMA他多数が混在し、アジアのMMA市場はまさに群雄割拠の状態となっているのである。

legend fc

香港のLEGEND FC

 そんな中、異彩を放つのがインドのSuper Fight League(SFL)。同プロモーションのサイトを開くと、いきなり響き渡る鳴きのギター。そして選手たちの写真。なかなか凝った作りである……と思いきや、突如として選手以上に目立つ感じで謎のおっさん2人が登場……。

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インドのSuper Fight Leagueのサイトでは運営者顔出し!

 そう、このおっさんが、同プロモーションのオーナーであるインドのアクションスター、サンジャイ・ダッド氏とインド系イギリス人でありインドの人気プロクリケットチームのオーナーであるラジャスターン旧藩王家の出という富豪、ラジ・クンドラ氏である。

 シリアス・スポーツ路線が主流となりつつあるMMA界において、エンタメ寄りの興行スタイルで、旗揚げイベントにはボブ・サップも参戦。二回目となるSFLには、日本からミノワマンも参戦した。

 5月6日に行われたばかりのSFL03では、ブラック・マンバやセレグ・弁慶・ガレッチなど日本にも参戦したことがある名前が登場した他、ある意味注目を集めたウクライナの巨乳美女が登場した試合ではなんと頭突きと噛み付きの末に巨乳ファイターが判定負けになるなど、インド映画さながらのカオスっぷりを披露した。

 このように、今やアジアでMMA人気が沸騰中なのである。

 無論、日本でもイベント自体は窮地に陥ってはいるが、MMAジムに入門する若者は減ってはいないというし、修斗やパンクラスなどMMAの日を絶やさぬようにアマチュアからプロへの道を確立して奮闘する人々もいる。日本からアジアへ。そしてUFCへ。いつの日か、PRIDEのような「誇り」を日本に取り戻す日が来るまで、日本のサムライたちの海外修行に期待したい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

★SFL02のミノワマンvsアレクサンダー・シュレメンコ戦
(⇒Youtube http://youtu.be/1c1woIkeSMo)

★SFL03で噛み付きと頭突きした上に判定負けでとなった巨乳ファイター、レナ・オフチニコワ(ウクライナ)のプロモーションビデオ
(⇒Youtube http://youtu.be/5bhVhGrxg-A)




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