二刀流・大谷翔平がもたらす“致命的弊害”?3年前の秘密兵器「ヌートバー不在」が痛すぎるワケ
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が近づいてきた。下馬評では日本、アメリカ、ドミニカ共和国の3強といわれているが、全20チームが優勝をかけて3月5日から約2週間にわたって覇権を争う。
各チームの登録メンバーは30人まで。井端弘和監督率いる侍ジャパンの陣容も徐々に固まりつつある。
ただWBCではラウンドごとに球数制限が適用される。そのため先発投手がどれだけ好投していても、4~5回から継投策に入らざるを得ない場面も出てくるだろう。
当然、そのあとを投げるリリーフ陣がカギを握ることになるが、松井に次ぐ左腕がもう2枚は欲しいところ。残り11枠の候補には、今永昇太や宮城大弥、曽谷龍平らサウスポーの名前も挙がっているが、いずれも本職は先発。井端監督からサプライズ発表があるとすれば、リリーフ左腕になるのではないだろうか。
一方の野手陣はどうか。二刀流・大谷以外は今のところ、NPB組で占められている。源田壮亮、牧秀悟、牧原大成、近藤健介、周東佑京は3年前の前回大会に続いての招集。他には阪神から佐藤輝明、森下翔太、坂本誠志郎の3人、さらに若月健矢が坂本と並ぶ正捕手候補としてWBCに初めて選出されている。
野手陣に一抹の不安があるとすれば、その捕手と外野手ということになりそうだ。
“扇の要”と呼ばれる重要なポジションを任される坂本と若月の2人だが、先述したようにどちらもWBCには初めての参戦。第3の捕手として経験豊富な中村悠平が選ばれる可能性もあるが、おそらく坂本が正捕手の最有力候補ということになりそう。
坂本は昨季、プロ10年目にして初めて正捕手の座をつかんだ苦労人だ。打撃面には不安を残すが、司令塔としてリードには定評がある。昨秋に行われた韓国との強化試合では、本番で適用されるピッチクロックとピッチコムも経験。短い投球間隔に苦しんだようだが、自ら“パワプロ風”の球種設定を発案するなど、対策に余念がなかった。
残る11枠は1月中に決着へ
昨年12月に大谷翔平ら8人の代表入りが先行発表され、今月16日に新たに11人がメンバーに加わった。2月6日には、全チームの最終メンバーが公式に発表されるため、残る11人も今月末をメドに明らかになるだろう。 現時点で侍ジャパンのメンバーに入っているメジャー組は、大谷のほか菊池雄星、松井裕樹、菅野智之の4人。このうち菅野はオリオールズからFAとなっており、去就は未定のままだ。一部報道では、古巣の巨人へ復帰する可能性も取り沙汰されているが、WBCの期間中に新天地が見つかる可能性もあるだろう。 侍ジャパンの強みはやはり、メジャー組を中心とした層の厚い投手陣だ。特に大きいのが、今季でメジャー8年目となる菊池の存在だろう。日米通算121勝を誇る左腕は、これまでなぜかWBCとは縁がなかったが、過去7シーズンにわたって大きな故障もなくメジャーの強打者と対峙してきた経験値は何とも心強い。
勝敗を分けるのは「リリーフ左腕」?
初WBC捕手陣にのしかかる重責
1
2
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
記事一覧へ
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています




