父は3人、“暴力と搾取”の家に居場所はなかった――10代で身体を売り、家計を支えた女性の告白
10代から”援デリ”で大金を稼ぎ、家計を支えた女性がいる。役満ろ満さん(@yakumanroman)、33歳だ。彼女のnoteにはドラマ顔負けの壮絶な半生が綴られている。「クソみてぇな人生」と笑うその深層に迫った。
――育ったご家庭は、あまり居心地がよくなかったと伺いました。
役満ろ満:そうですね。私が3~4歳のときに、シングルマザーだった母が再婚しました。2番目の父は、アザができるほど殴ってきたり、まだ5歳くらいだった私がひらがなをきちんと書けないなどの理由で下着姿でベランダに出すような男性でした。かと思えば、寝ている私の身体をまさぐってくるなど、性的いたずらのような行為もあり、折り合いはかなり悪かったんです。
弟は2番目の父と母の子どもですが、そうした虐待は行われておらず、「たぶん私だけ、何か違うのだろう」とは思っていました。ですから、ひょんなことから母子手帳をみて本当の父親がいることを知っても、ほとんど驚きはなかったですね。
――その後、本当のお父様と暮らすことになるんですよね。
役満ろ満:はい。小学校時代は図書館で読書をするような子どもで、中1で英検準2級を取得するなど、私なりには学業も頑張ってきたのですが、両親は何一つ褒めてくれませんでした。だんだん、何のために頑張っているのかわからなくなり、ある日、頑張れなくなったんです。
中1くらいから、ネット掲示板で会った男性に下着を生脱ぎで売るなど、いわゆる非行グループとの付き合いも濃くなっていきました。
本当の父とは小学校高学年のときに会ったことがありました。中3で私の反抗期がピークに達すると、家庭内でのいざこざが増え、母から「お前がいなければ家族は平和なのに」という趣旨の言葉を言われました。そのとき「私はいないほうがいいのかもしれない」と妙に腑に落ちましたね。その後、母は「もう育てられない」と本当の父に電話で泣きつき、私は引き取られることになりました。

役満ろ満さん
義父の暴力と性的虐待…居場所のない家庭で育つ
「お前がいなければ」母の言葉で決めた離別
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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