更新日:2026年03月05日 11:12
お金

「スマホが鳴るだけで心臓が…」孤独な大学生をカモにした10歳上の“先輩”。5年間にわたる逃亡生活の果て

SNS、オンラインゲーム、マッチングアプリ……。現代では、インターネット経由で見も知らぬ他人と出会う手段が無数にある。そんな中で、素性もわからないままにお金の貸借を行い、金銭トラブルに発展するケースが多発している。 借金が原因となり、それまで住んでいた街から「夜逃げ引越し」を経て見も知らぬ土地で生活を始めた前野晃さん(仮名・20代後半)もその一人だ。

前野さん。中肉中背でやや優し気。どこにでもいそうな今時の若い男子だ

「スマホのバイブが鳴るだけで心臓がバクバクして、『お前を見つけた』という通告に聞こえる。そんな生活が5年も続きました。自業自得なのはわかっていますが、どうしてこんなことになってしまったのか……」 視線を落としたまま、静かに振り返る前野さん。すべての始まりは、大学進学を機に始めた東京での一人暮らしだった。縁もゆかりもない場所での孤独な大学生活。その心の隙間に入り込んできたのは、オンラインゲームを通じて知り合った10歳年上の「先輩」だった。その正体は、暴力団に所属せず犯罪を行う「半グレ」だが、本人はいたって好青年。なかなか友人ができなかった前野さんは、のちに「カモ」にされるとも知らず、すぐに先輩になついた。 「それまで孤独だったこともあり、呼ばれればバイトもゼミも休んで駆けつける。バイトを休んだ分は食費を削り、ガリガリに痩せこけていきましたが、当時はそれがおかしいと思えないほど依存していました」 アルバイト代は、多いときで月10万円ほど。当然、学費や生活費をすべては賄えなかった。困窮する前野さんを尻目に、先輩はギャンブルを持ちかけてくるようになったという。 「お金がないからできませんとどれだけお願いしても、『ないときはツケでもいいから』と押し切られ、トランプや麻雀に付き合わされました。全戦全敗で、またたくく間にツケは数百万円にまで膨らみました」
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知り合いに金を借り続けた末路
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