「すべてを捨てていい。クビになってもいい」カンテレ竹上萌奈アナが、進行役の立場を捨てて大喜利に挑んだ“真意”
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
M-1王者や、関西のお笑いを背負う重鎮たち。その中に、場違いとも思える局アナが立っていた。進行役として笑いを“整える”側のはずの彼女は、芸人たちと同じ土俵に足を踏み入れた。修行ライブを打てば即完する、“ボケる局アナ”にボケない信念を聞いた。

竹上萌奈
クビ覚悟でボケる局アナ
「機会を見てボケよう」心に決めていた
――お題の「ど偏見国語辞典『女子アナ』の欄にはなんと書いてある?」という大喜利で、竹上さんは「東京や横浜に実家あり、手当たり次第就活し、地方局に内定するも田舎での生活に耐えられず3年でフリーに。なんとかインストラクターなどの謎の資格を取り、二足の草鞋とぬかすが、しょせん実家のカネで生きている女」と回答されました。
竹上:あの回答には、実は私自身の羨ましさも入っているんですね。私は一生働くぜ、というような羨望も含まれているんです(笑)。そもそも、なぜこういう回答が思いつくかという話になりますが、私はフリーであれ局員であれ、どこの地域の方であれ、一生懸命仕事をしている人たちは本当にリスペクトすべき仲間だと思っています。だからこそ、そういう人たちが報われる世の中であってほしいとの願望が根底にあるんです。放送後、一番怖かったのは視聴者の方からの反応よりも、周りのアナウンサーからの反応でした。「余計なことを言うな」とお叱りを受けると思っていると、人づてに聞く意見も含めて意外にも「よく言ってくれた」という賛同の声ばかりでした。その時、「あ、間違ってなかったんだ」とすごくホッとしました。
――3年前の(※4)noteで「女子アナ辞めましょ」と書かれています。笑いに昇華させるのは難しかったのではないでしょうか。
竹上:随分と減ってきましたが、いまだに「女子アナ」とカテゴライズされて言われることについて、もしかしたら私たちの態度や甘んじている部分も良くないのではないか、という自戒もあります。もちろん、現状に満足している人もいますし、誰かを責めるつもりは一切ありませんが、世間一般の人もそう思っている部分があるからこそ、番組では「局アナである私が言ったら笑いになるのでは?」と踏み込んでみました。
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
高市首相の“サナエ外交”は通じるのか?岩田明子が見る「中東危機と政権の弱点」
石丸伸二は恋リア出演で変わるのか?鈴木おさむが考える“成長物語”の正体
「飛ぶ」「飛ばない」終わらないボール論争は今やプロ野球ファンの楽しみになった
高市政権「超スピード予算審議」で明らかになった野党の“他責”体質<石戸諭>
辺野古沖転覆事故にみる「平和学習」より先に見るべきこと<山口真由>
「すべてを捨てていい。クビになってもいい」カンテレ竹上萌奈アナが、進行役の立場を捨てて大喜利に挑んだ“真意”
『そこまで言って委員会NP』で話題。癖強おじさんを手なづける“名物アナ”の対話力
「慶応卒の29歳女性起業家」が抱いた、同級生(日テレの人気女性アナウンサー)に対する複雑な感情「肩を並べるには“東大”に行くしかないと思った」
自称“日本一強いアナウンサー”が、チャイナドレス姿で瓦割りをする意外な理由。幼少期のいじめを乗り越えて
平井理央が語る、経営者トーク番組で学んだ「古舘アナの凄さ」や「教育と健康の大切さ」
この記者は、他にもこんな記事を書いています




