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食通たちの「最近、ハマっているご飯の食べ方」

「食べるラー油」の人気は今なおやまず、口にしたくとも叶わない人も少なくない。しかし、そんなものはなくともご飯はいくらでも美味しく食べられるはずだ。「日本人で良かった!」心底そう思える、究極の一杯を追った! 食の目利きたちが選ぶ最高のご飯のおとも! 食通たちの「最近、ハマっているご飯の食べ方」  納豆、梅干し、明太子……。「最も白飯と合う食材は?」と問われたらあなたは何を思い浮かべるだろうか。今回、最強の白飯のおともを探るべく、さまざまな食通たちに「最近、ハマっているご飯の食べ方」を伺ってみた。  まずは日頃から多くの調味料の研究・試作を欠かさないという青木敦子氏。青木氏が最近気になっているのが、アジア料理などにもよく使われる黒胡椒醤。 「本来は炒め物を作るときに使うんですけど、直接ご飯にかけて食べても美味しい!」  夏場で食欲がないときでも、これがあればご飯が進むとか。  全国の珍味や稀少な食材を販売するサイト「うまいもんドットコム」の運営者である萩原章史氏は、「大橋さんの西別鮭」をチョイス。 「やはりご飯のおともには昔ながらの塩っ辛い鮭が一番。これをご飯にひとかけらのっけて食べる味わいは格別ですよね」  銀座のバー「ROCK FISH」のオーナー・間口一就氏が勧めるのは「しば漬けのココット」。 「温めたしば漬けに卵黄をからませながら食べると意外と合う。酒のつまみにもなります」  ちなみにしば漬けはたくあんをきざんだものでも代用可能だとか。  そしてパパ料理研究家の滝村雅晴氏は「『たたみいわしと大葉の混ぜご飯』。大葉とたたみいわしを混ぜるだけですが、いわしのパリパリした食感が最高!」と絶賛。  やはり食通、それぞれこだわりが垣間見られる結果に。次ページからは、さらなるこだわりの白飯のおともを解説してもらった!
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黒胡椒醤 どろりとした濃厚な甘辛ソースで、ご飯以外にも炒め物、 納豆、卵など種々の料理や食材との相性もバツグン。 芳醇なブラックペッペーの香りがやみつきになる人も少なくないとか (ユウキ食品、472円)
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フードコーディネーター 青木敦子氏イタリア料理研究家・オリーブオイルソムリエ。 調味料に精通し、テレビや雑誌で活躍。 著書に『調味料を使うのがおもしろくなる本』、 『食材を使い切るのがおもしろくなる本』など<
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しば漬けのココット 作り方は、小さく切ったしば漬けに卵黄を落とす。 その後、オーブントースターで5分ほど加熱すればできあがり。 トースターがない場合は、温めたしば漬けに市販の温泉卵を乗せれば代用できそうだ

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バーテンダー 間口一就氏銀座にあるバー「ROCK FISH」の名物オーナー。 現在、ツイッター上でもお酒やご飯と合い、 簡単に出来るレシピを公開中。 (http://twitter.com/ginza_highball) 料理に関する著書も発売。 大橋さんの西別鮭 萩原氏のイチオシは、大豊水産の大橋さん一家が捕る鮭。 摩周湖の伏流水を水源とする西別川で捕れる稀少種で、 今季の商品はすでに完売。次の出荷は10月以降とのこと (1セット約600g、1180円)
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(株)食文化 代表取締役社長 萩原章史氏全国の希少価値の高いグルメ食材を販売するサイト 「うまいもんドットコム」、「築地市場ドットコム」運営者。 自ら、食材を手に入れるため、国内を中心に日夜奔走する食材のプロ
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たたみいわしと大葉の混ぜご飯 おつまみとしておなじみのたたみいわしを一口サイズに手でちぎり、 ご飯とともにボウルに入れ、醤油をかけて混ぜる。 白ごまと、みじん切りにした大葉を加えて最後に和えただけで出来上がり
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パパ料理研究家 滝村雅晴氏(株)ビストロパパ 代表取締役。 自身の料理ブログ『ビストロパパ~パパ料理のススメ~』 (http://www.bistropapa.jp/blog/)が人気を集める。 マガジンハウスより料理本が9月末出版予定 ― 一杯のご飯を最高に美味しく食べる方法【1】 ―
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