救急隊のドア破壊に26万円の賠償命令。元裁判官が訴える「現場を不当に追い詰める」不完全な判決
―[その判決に異議あり!]―
横浜市消防局がコロナ禍の自宅療養者の安否確認を巡り、マンション玄関扉を破壊した行為に対し、横浜地裁は5月、市の違法性を認め約26万円の賠償を命じた。判決は消防法に基づく破壊の正当化要件に該当しないと指摘し、緊急時であっても損害補償なしに財産破壊を強いることは認められないとしている
“白ブリーフ判事”こと元裁判官の岡口基一氏は、「横浜コロナ安否確認扉破壊賠償訴訟」について独自の見解を述べる(以下、岡口氏の寄稿)。
救急活動の現場を過度に萎縮させ、救える命を見殺しにする不当判決

写真はイメージです
割を食うのは我われ一般市民
―[その判決に異議あり!]―
おかぐち・きいち◎元裁判官 1966年生まれ、東大法学部卒。1991年に司法試験合格。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。旧Twitterを通じて実名で情報発信を続けていたが、「これからも、エ ロ エ ロ ツイートがんばるね」といった発言や上半身裸に白ブリーフ一丁の自身の画像を投稿し物議を醸す。その後、あるツイートを巡って弾劾裁判にかけられ、制度開始以来8人目の罷免となった。著書『要件事実マニュアル』は法曹界のロングセラー
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