「“隠れCMキング”と呼ばれるのは…」男性CM起用4位・小倉史也(29)が明かす、異名への率直な思いと有名企業から次々と選ばれる仕事術“三箇条”
昨年11社のCMに出演し、「2025タレントCM起用社数ランキング」で全体10位、男性部門では賀来賢人、大谷翔平、Snow Manの目黒蓮に次ぎ、鈴木亮平、timelesz・菊池風磨と並ぶ第4位にランクインした俳優・小倉史也(29歳)。

三菱地所、サムスン電子ジャパン、ゆうちょ銀行……錚々たる有名企業のCMオーディションを次々に勝ち抜いてきた小倉には、選ばれるための“仕事術”があるのか。独占インタビュー後編では、その極意とともに、“隠れCMキング”なる異名への率直な思いも口にしてくれた。
――CMオーディションを勝ち抜く上で、意識されていることはありますか。
小倉:CMオーディションには絵コンテがあって、そのイメージに合う人が受かっていくと思うんですけど、その枠にハマりすぎても自分らしさがなくなってしまいます。なので、ディレクターやクライアントさんが求めているものに、プラスして自分の要素を一つ持っていけたらといつも思っています。
表情や相手との掛け合いもそうですが、僕は結構「形から入る」のが好きで、衣装や小道具、眼鏡なんかにもこだわりがあって。ちょっと違うなと思ったら、オーディション当日の朝でも古着屋さんやスーツ屋さんに買いに行って臨みます。
――オーディションに挑んだ際の具体的なエピソードをひとつ。
小倉:三菱地所さんのオーディションの時は、朝からスーツ一式を買っていきました。普通のスーツしか持っていなかったので、三菱地所さんというイメージに合いそうな、ちょっと仕事ができそうなスーツを買おうと思って。全部自腹ですけど(笑)、受かれば次につながると思ってやっています。

――ほかに普段から心掛けていることはありますか?
小倉:たとえばサラリーマンの役などは、僕は一般企業に就職した経験がないので、正直手探りな部分もあります。なので、普段から人間観察は無意識にしていますね。駅のホームや、夜疲れて帰る会社員の方を見てトレースするのが結構好きなんです。ただ、今の若者ってすごく多様化しているので、クライアントさんやディレクターが描いてくる絵コンテのキャラクター像を信じて、ありのままやることで「共感を得られる社会人感」が出るんだろうなということも大切にしています。
――JTのCMで演じられている「森くん」も、一見普通の会社員のキャラクターですが、とても人気が高いです。
小倉:本当にありがたいことに、「あれ、うちの会社にもいるよ」「部下にいるよ」って言っていただけることがあります。なんだか見ていて笑っちゃうし、ほんわかできるって。ビジュアル的にすごく目立つわけじゃないのに心に残るというか、そこはすごいなと自分でも思います。
――個人的には、今年の3月から出演されている「野菜生活100 smoothie」のスペシャルムービー「ファイト・スタイル」篇の青年も好きです。かわいいキャラクターとも共演されていますね。
小倉:僕も好きです。撮影現場では色の塊を置いているだけで、実際のキャラクターの姿は見えていないんですけど、出来上がった映像を見るとすごく合っていて。かわいい子たちと共演できているなと嬉しくなりました。
――小倉さんが演じた個性的なキャラクターと言えば、成田凌さんと共演しているSAMSUNG「Galaxyシリーズ」の、ツンツンとしたモヒカンヘアの青年も注目を集めました。
小倉:あれ、地毛なんですよ。
――そうなんですか!?
小倉:完全な地毛です。多分今もできるんじゃないかな。

求められているものに、自分の要素をひとつプラス
新人「森くん」からツンツン、モヒカンヘアのロッカーまで

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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