更新日:2012年09月19日 18:53
仕事

サイコな友人本人に直撃!一見常識人な熟女の内面に迫る

サイコな人々――それは、普通の社会生活に紛れて暮らしながらも常軌を逸した狂気を宿している人たち。同僚が、取引先が、大学の同期が……。ある日ふとしたキッカケでサイコな人へと豹変したとき、我々はどう対処すればよいのか。実際に小誌に寄せられた、恐るべき被害報告をもとに、ヘルドクターくられ氏とともに考える 【CASE5】 本人に直撃!表面は常識人のお姉さま。しかし内面は猟奇的な熟女だった! 本人:渡辺恵子さん(仮名)38歳・事務職 「クラシック演奏会の帰りなんです」と上品な装いで現れたのは、とても紹介者が言う“猟奇的な熟女”には見えない渡辺さん。「多分、友人がサイコだと言っているのは、私の趣味のことじゃないかな?」と取り出したのは、異常殺人者に迫った古書の数々である。 「子供の頃から新聞の殺人記事を集める熱狂的なサイコキラーマニアなんです。欲しい本にはカネに糸目をつけず、現在まで使った金額で家一軒分は軽い。読んでいるときの不思議な高揚感は癖になる。これらの本は、私の殺人衝動を抑える一つの薬と考えています」  えっ!? ヒヤリとする取材陣に、彼女が続けて「寝る前に必ず見ているんです」と見せてきたのは携帯電話の画面。そこには……。 「日本全国の身元不明の行き倒れ者の情報が載る掲示板です。私、毎日誰かしらの”死”を感じないと安心して眠れなくて(笑)」 “笑”じゃないっての。真夏なのに冷や汗が止まらない我々を、今度はスピリチュアルな世界に誘う。 「占い、風水なども大好きで、最近ハマったのがパワーストーン。mixiで知りあった人の手作りで、試しに買ったら本当に運気が上がったんです! 腕に10個ほどつけていたら、さすがに友達から怖がられましたね(笑)」  渡辺さんがこれまでに購入したパワーストーンの合計金額は、これまた500万円は下らないのだとか。 「周りに無理やり勧めたりはしていませんよ。異常な趣味を継続する秘訣は、常識を保つことじゃないかしら(笑)」と微笑む彼女だが、紹介者曰く「犯罪本やパワーストーンの買いすぎか、最近まで家賃を1年ほど滞納していたし、すぐに連絡がつかなくなるなど、困った点も多い」そう。取材に協力的な、”表面上常識人”の渡辺さんのサイコな裏側に、「悪く書くのは怖いなぁ……」と呟き、帰路についた取材陣であった。 【対処法】 ただの変わり者の可能性も大ですが、奥底に爆発性のエネルギーを秘めていることもありますので、よほどの興味や人間的な波長が合わない限り知り合い以上の関係を築かないほうが無難でしょう 【監修者 ヘルドクターくられ氏】 マッドサイエンス集団「薬理凶室」主宰。大きな口では語られない科学の裏分野に造詣が深い。13万部を突破した「アリエナイ理科ノ教科書」シリーズの続編を『ラジオライフ』で連載 ― 友人がサイコ化!そのとき私は…【5】 ―
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