映画にも出演! 超地元密着型「住みます芸人」の人気に迫る【3】

群馬県で活躍する、お笑いコンビアンカンミンカンは、6年前にスターになることを夢見て上京したが、今は地元に戻り「住みます芸人」として活躍している。「ぐんま観光特使」「みどり市観光大使」にも任命され、いわば“群馬県の顔”として日夜活動。47都道府県の「住みます芸人」のなかでトップクラスの人気を誇るまでに成長した。しかも今回、地元を舞台にした映画にも抜擢されたという。そんな彼らの「シンデレラストーリー」とは? 【1】はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/230651 【2】はコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/230721 ◆地元を舞台にした映画にも抜擢 ――そんなふたりがついに地元をテーマにした映画『からっぽ』で俳優デビュー。役どころは?
住みます芸人

写真提供/GAF

富所:いやー、ほんと嬉しいですよね。俳優デビュー(笑) 川島:まぁ、スーパーの店員A、Bの役ですが 富所:実は、監督さんが僕の高校の後輩なんです。台本を読んだ時、店員AとBでセリフと演技に大きな差があった。当然、僕が先輩のよしみで『店員A』を任されるんだろうなと、身を引き締めていたんです 川島:僕もそんな人間関係を分かっていたので、こいつの『店員A』の役の本読みや、演技の練習につき合っていたんです 富所:で、実際監督にお会いしたら、向こうは僕のことを全く覚えていなかった。しかも相方をひと目見て『川島さん、Aをお願いします!』と…… 川島:まぁ、あとで監督さんに『雰囲気がいいね』と言われましたからね(笑) 富所:諦めきれないんで、監督さんの前でAのセリフ回しを練習させてもらったんんです……でも結局、お互い納得の上で『店員B』をやることにしました…… 川島:僕が出たシーンを監督さんは『すごく気に入っているシーンなんで』と言って、予告編に僕のシーンを入れてくださった 富所:ここ、ふたりで演技していたのに、あたかもこいつひとりで出たかのようになっているんですよ! しかも、予告編の評判を俺がツイッターでつぶやくという屈辱も味わって…… 川島:まぁ『店員B』だからねぇ。それくらいしてもらわないと ――主演の平愛梨ちゃんとのシーンもありますよね? 川島:2シーンあります。実はこいつも一緒に演技していたんですが、あとで見てみたら画角にも入っていない(笑) 富所:スタッフの方も誰も教えてくれないんですよ! キャベツ太郎のダンボールを運ぶ、という渾身の演技も現場では『どうせ映んないんだから、富所には気の済むまでやらせておけばいいいさ』って空気だったのかと…… 川島:しかもこいつ、カットがかかったあと監督さんに『僕の演技どうでした?』とかホントしつっこく聞いていて……フタを開けたら全カット(笑) 富所:もうひとつは、平さんが僕らが話しているのを偶然聞いて、彼女の心境が変わるという『超重要なシーン』があるんですね。そこでほぼアドリブで漫才的を4パターンやったんですけど、どれも会心の出来でしたよ 川島:さすがに、自画自賛すぎだろ 富所:『店員A』になったからって『店員B』に偉そうにしすぎなんだよ! ――5月16日に群馬では舞台挨拶と先行公開がありましたが、観客の反応は?
からっぽ,住みます芸人

6月16日にはアンカンミンカン”司会”で、キャスト出演の舞台挨拶を開催

富所:地元の友達はいっぱい来たんですが、オヤジは来れなかった。舞台挨拶に(共演の)『宮下順子さん来てたでー』と行ったら『ええーっ!』と言って今まで見たことないような、悔しそうな顔してましたけど 川島:監督さんは舞台挨拶でのお前の司会っぷりを評価してたよ 富所:実際、今後は役者富所ではなく、司会者としてお付き合いをお願いしますと言われましたからね…… 川島:(出演している)天津向さんが(6月16日東京・渋谷での舞台挨拶の)司会をやりたがってたみたいです。僕らは関係者試写会で初めて向さんが出ているのを知ったくらいですから、びっくりしてますよ 富所:ホント、先輩が地方芸人を追いやるのヤメてほしいよなぁ…… ●映画『からっぽ』(http://karappo.me/) 群馬県・桐生市を舞台に、「テレポート」という特殊能力を持ってしまった少年が、自らの存在の不安定さや「孤独」と向き合う、コミカルかつセンシティブなストーリー。監督は桐生市出身の27歳・草野翔吾。主演にはオーディションで選ばれた16歳の新星・清水尚弥、ヒロインには平愛梨。脇を固めるのは大杉漣、三浦誠己、品川徹、宮下順子など豪華な面々が集結し作品を盛り上げる。6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷でレイトショー公開 【アンカンミンカン】 ともに’83年・群馬県みどり市生まれ。小中学校の同級生である、川島大輔と富所哲平で’06年結成。NSC12期生。主に川島がボケ・ネタづくり担当、富所がツッコミ担当。群馬県の「住みます芸人」として’11年5月より、ふたりの出身地群馬県で活躍。「ぐんま観光大使」「みどり市観光大使」として地元のアピールにも務めている。6月16日より公開の映画『からっぽ』に出演。6月29日には地元・みどり市の「ながめ余興場」にてCOWCOW、もう中学生らと「よしもとみどり寄席」を開催。(問)0570-036-912(チケットよしもと) ― 映画にも出演! 超地元密着型「住みます芸人」の人気に迫る【3】 ―
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