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映画にも出演! 超地元密着型「住みます芸人」の人気に迫る

「ご当地グルメ」「ご当地アイドル」「ご当地戦隊」「ご当地アニメ」――今や日本は空前の「ご当地ブーム」。だが、そのブームはお笑い芸人の間にも波及している。

 明日のダウンタウンやナインティナインを夢見て、東京や大阪で勝負――。そんなストーリーは今や昔、”超密着型”地方でコアに活動をする芸人も現れた。

 群馬県で活躍する、お笑いコンビアンカンミンカンは、6年前にスターになることを夢見て上京したが、今は地元に戻り「住みます芸人」として活躍している。「ぐんま観光特使」「みどり市観光大使」にも任命され、いわば“群馬県の顔”として日夜活動。47都道府県の「住みます芸人」のなかでトップクラスの人気を誇るまでに成長した。しかも今回、地元を舞台にした映画にも抜擢されたという。そんな彼らの「シンデレラストーリー」とは?

住みます芸人

”芸歴18年"の先輩かつ、ゆるキャラ界の人気者、群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」ともマブダチのアンカンミンカン。県の形が「鶴舞う形」で有名な群馬県だが、事務所から支給されたTシャツの群馬県の形があまりにもアバウトで、「地元の方からちょくちょくお叱りを受ける」と恐縮していた 撮影/日刊SPA!編集部

◆「出戻り」でも露出は増えた

――「住みます芸人」とは何ですか?

富所:吉本興業が100周年記念事業として、去年5月から始めたプロジェクトです

川島:一応、全国47都道府県に49組の芸人が住んでるらしいんですが、正確な組数はあやふやで……

富所:いやいや、確実にひと県にひと組はいますよ

川島:とある県なんか、いつの間にか芸人がいなくなったりね。山口県の住みます芸人が、香川県にこっそり移籍してたりとか……なんか大変な県もあるみたいで

富所:群馬県だけは僕らが初代で、ずっと変ってません!

川島:プライドと愛を持ってやってます。あとは”明日は我が身”かと怯えつつ……

――どんな活動をしていますか?

富所:主に地域のイベントや地域のお祭りの盛り上げ役なんかをしています

川島:去年なんか、地元の少年野球チームのクリスマス会のMCとして呼ばれて……実際現場に行ったら、メインMCは保護者の方がやられていて『ビンゴゲームだけ仕切ってくれ』と言われて。結局、保護者の方が作ったカレーを食べるというのがメインでした

富所:いままで吉本がやっていなかった”地域密着”を体現しているというか……言ってみれば、AKBじゃないですけど”会える芸人”っていうんですか!?

川島:いや、実際そのフレーズは相方からしか聞いていない

富所:まぁ……吉本が公式にアナウンスしているわけではないんですけどね

川島:イタい独自見解ですね

――少年野球のイベントに出るくらいですから、引く手あまたでは(笑)?

富所:いやぁ、県内のイベントは土日に集中するので、平日は……

川島:毎晩、『YNN』というサイトでUstream配信をしてます(http://www.ynn47.jp/)。これは、住みます芸人にはマストの活動で、アクセス数に応じて47都道府県のランキングが出るんですよ。

富所:キツいでしょ~。でも、365日休まずUstream配信しているのは、群馬県の僕らだけなんですよ!今日で連続更新は381日目です! 真面目でしょ? ここ強調してくださいね!

川島:我々、公務員芸人と呼ばれていますからね

――1年間地元で活動して知名度は上がりましたか?

富所:東京にいるころよりはかなり上がったと思います。仕事も増えて、FMぐんまではレギュラーを頂いてますし、新聞にも結構取り上げてもらっています

川島:でも、地元特有の事情があって、テレビには露出していない(笑)……結局、メインで活動しているメディアがラジオですからね。街を歩いていても、誰にも声を掛けてもらえないんです。イベントとかで名前を言って初めて『あぁ~、聞いたことある』っていうリアクションが返ってくる。地上波のテレビに出ていないから(お笑いファンの中心を担う)中高生への知名度が薄いんですよね」

富所:営業に行っても、『キャーキャー』と言われずに、『ウォ~』というなんだか渋くて、太めの声がかかってるんですよ

川島:ファンは中高生のつもりが、フタを開ければ中高年(笑)

――地元の”中高年”には愛されている?

富所:親切にしてもらってますね。昨日も沼田市の伝統工芸をやっている方のお宅に泊めていただいて。『田舎に帰ろう』を地で体験しましたね。東京に住んでいたら、絶対に体験できないことじゃないですかね?

川島:『田舎に泊まろう』ね……

富所:地元の方には、サイトのランキングが下がると、オラの街のプライドにかかわるとかで、ある意味熱狂的な応援をいただいています

※続きはこちら⇒http://nikkan-spa.jp/230721
「住みます芸人」として活動するデメリットとは?

【アンカンミンカン】
ともに’83年・群馬県みどり市生まれ。小中学校の同級生である、川島大輔(左)と富所哲平(右)で’06年結成。NSC12期生。主に川島がボケ・ネタづくり担当、富所がツッコミ担当。群馬県の「住みます芸人」として’11年5月より、ふたりの出身地群馬県で活躍。「ぐんま観光大使」「みどり市観光大使」として地元のアピールにも務めている。6月16日より公開の映画『からっぽ』に出演。6月29日には地元・みどり市の「ながめ余興場」にてCOWCOW、もう中学生らと「よしもとみどり寄席」を開催。(問)0570-036-912(チケットよしもと)

― 映画にも出演! 超地元密着型「住みます芸人」の人気に迫る【1】 ―




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