更新日:2018年05月17日 21:56
デジタル

3Dが手軽に楽しめる!ツインカメラ搭載の「AQUOS PHONE」

これなら3Dを楽しむ気になる!? ツインカメラ搭載のスマートフォン

NTTドコモ シャープ AQUOS PHONE SH-12C 実勢価格 4万8720円(端末価格の合計金額の目安)

AQUOS-PHONE-SH-12C

540×960ドットの4.2インチ液晶を搭載したAndroid 2.3端末。おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグ機能に加え、下り最大14MbpsのHSDPAもサポートしているが、最大の特徴はなんといってもカメラだ。背面側に約800万画素のCMOSカメラを2基配置しており、3Dの写真や動画が撮影できる。撮った映像は本体の液晶で裸眼立体視が可能だ。サイズはW64×D13.8×H127mm。

 3D元年といわれた2010年が終わり2011年も半ばになるが、現在も3Dソリューションが一般家庭に浸透したとは言い難い状況だろう。そこに効果的な一石を投じそうなのが、「AQUOS PHONE」だ。背面にCMOSカメラを2基仕込んでおり、一度のシャッターで3D写真や動画が撮影できるのが特徴。昨年12月に登場した前作「LYNX 3D」も3D写真の撮影に対応していたが、一つのカメラを左右に動かして2枚撮影する方法で3D化するため、人や動物の自然な仕草を切り取るのは難しかった。AQUOS PHONEは普通のデジカメと同じように思い立った瞬間の絵が3Dで切り取れるので、残せる写真の幅には雲泥の差がある。  加えて3D動画の撮影にも対応。遠くからカメラに向かって走ってくるペットや、車で移動中の景色など、3Dのスゴさが実感しやすいショートフィルムが量産できるようになった。特別な技術やスキルを求めず、これまでのケータイと同じ感覚のままで3D作品が作れるところに、オンリーワンの魅力を感じる。そして、撮影した3D写真と動画は、本体の4.2インチ液晶で裸眼立体視できる。メインメニューに2Dと3Dの切り替えボタンが並んでいるので、不慣れでも操作に迷わないはず。3D対応液晶を採用した機種はいくつかあるが、その機能の本領が発揮されるのは、やはり自分で簡単に3Dが残せる機種だけだろう。  そのほかにも、540×960ドットの高解像度パネルは、メールやブラウジング中に表示できる情報量を高めるので、あらゆるシーンにプラスに働く。下り最大14Mbpsの高速通信は、本体をWi-Fiルーターとして使うテザリング機能によって、ノートPCやゲーム機のネットワークとしても利用可能。そして当然のように、おサイフやワンセグといったガラケー機能もフル装備しているので、乗り換えやすいはずだ。  この万能ぶりがヒットを予感させる。そして、AQUOS PHONEのヒットが、真の3D元年の到来を期待させてくれる。願望のみで評価。
AQUOS PHONE SH-12C 裏面

背面の800万画素3Dカメラで、最大2448×3264ドットの写真と、1280×720ドット/30フレームの動画が撮影できる

サブカルライター・古田雄介の 物欲刺激度 2.5/3

古田雄介 MY“3D元年”を迎えるには自分で手軽に撮れる3Dカメラが必須だ

■ 編集担当Kの 物欲刺激度 1.5/3

今春2.2へアップデートを謳ってAndroid2.1のまま発売した「LYNX 3D」が、いまだ2.1のままで放置されている(6月1日現在)。後発のREGZA Phoneはすでに2.2にアップデートされたのに。3Dだから遅れてる? 3D必須の人じゃなければ、ほかの端末にしたほうが無難だと思う。 ◆関連書籍 『ゼロからはじめる ドコモ AQUOS PHONE SH-12C スマートガイド』 スマホデビューの方は必見!
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