2011年[使える手帳]最新トレンド【その7】
持ってるだけでワクワクする進化系手帳最新トレンド
もちろん手帳は日々仕事に追われるサラリーマンだけのものじゃない。若者から支持を集めるエッジの立った進化系手帳のトレンドを、雑貨のラインナップにも定評がある大阪・心斎橋の書店「スタンダードブックストア」社長の中川和彦氏、文具雑貨を担当する河村由香氏、竹中小和氏に伺った。
「ウチのお客さんはやはりデザインで選ぶ人が多い印象ですね。人気があるのはハイタイドさん、デルフォニックスさん、マークスさんといった文具や雑貨のメーカーです」(中川氏)
特に今年はそのなかでも、マークスがアーティスト・奈良美智とコラボレーションしたモデルは反響が大きいとのこと。また新定番となりつつあるのが「クリエイターズ ダイアリー」。
「中がジャバラ折りになっていて1年間の予定が一目でわかるようになっているのが特徴。この手帳は取り扱いを始めた3年前はあまり反響がなかったですが翌年から問い合わせが増え、今では売れ筋の一つになっています」(河村氏)
また文具メーカーの手帳が中心の同店にあって出版社発の手帳で人気を集めているのは、その名も『yPad』。
「寄藤文平さんの『yPad』は今年初めて出たものですが予想を上回る反響です」(竹中氏)
ちなみに手帳の使い方を伺ったところ「僕のが一番安いですよ」と言って中川氏が見せてくれたかなり使い込まれた印象の小型のノート。
「愛用しているのはツバメノートA6判。ちなみに税込みで1冊147円です。いろんな手帳を試してきたんですけど、これが一番続いていますね」
◆クリエイターズ ダイアリー
コンパクトな見た目とは裏腹に、ジャバラ折りになっている中身を
開くと1年間の予定が一覧できるようになっている(2940円)
◆yPad
人気アートディレクター・寄藤文平氏によるスケジュール手帳。
特徴的なイラストも人気を集めている(朝日新聞出版、1575円)
「ルール無用で仕事のこともプライベートのこともひたすら書きます」という中川氏の手帳。
一冊にすべての情報をまとめるようになってから整理が格段にラクになったとのこと
(写真左から)中川和彦氏、竹中小和氏、河村由香氏
取材・文/昌谷大介 藤村はるな 江口裕人(本誌)
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