旦那が死んだときの遺産相続に備える“しっかり者の妻”
夫婦とはいえ秘密のひとつやふたつあるものである。「へそくり」だって想定内……と思っている人も多いだろう。が、オンナは無邪気に、そしてしたたかに“現実”に備えている。知らぬは男ばかりなりの、嫁の裏金事情をここに紹介。他人事ではない、かも
◆夫が死に、その際の遺産相続に備える
自分名義の通帳を作り、裏金づくりに精を出すのは、専業主婦の中村麻衣さん(仮名・30歳)だ。彼女が見据えているのは、“旦那が死んだとき”である。
「夫は10歳年上のバツイチで、前の奥さんとの間に子供がいるんです。今は音信不通になっているけれど、彼が死んだとき、遺産分割に名乗り出てくる可能性はある。だから内緒で彼名義の口座から自分名義の口座へとチョコチョコと移し続けているんです」
「われながらガメツいとは思う」と笑う中村さん。
「でも、女ってどうしても、自分の老後とか切実に考えちゃうんですよね。不安からくる行動で……悪気はないはず(笑)。ちゃっかり者も裏を返せばしっかり者でしょ」
戦国武将・山内一豊の妻・千代が、夫の武功のため、駿馬を買う費用、金10両をこっそり差し出したなんて話はあまりに有名である。が、平成の今、“しっかりした妻”の意味は、少々違うようで……。
もはや、「ウチの嫁に限って……」とは言い切れない!?
― 男が知らない[嫁の裏金](驚)事情【2】 ―
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