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夫の給料を自分のウラ口座に移し続ける“着服妻”の言い分

夫婦とはいえ秘密のひとつやふたつあるものである。「へそくり」だって想定内……と思っている人も多いだろう。が、オンナは無邪気に、そしてしたたかに“現実”に備えている。知らぬは男ばかりなりの、嫁の裏金事情をここに紹介。他人事ではない、かも 【秘密の預金:100万円】 ◆離婚騒動をきっかけに夫の給料から自分名義の口座へコツコツ移し替え 嶋田順子さん(仮名・34歳) 裏金 備えあれば憂いなし。女は“いざ”に備える。嶋田順子さんが“裏金づくり”を始めたきっかけは、結婚7年目に発覚した夫の社内不倫だった。 「不倫の理由は、以前、旦那がパチンコで消費者金融に借金をつくったとき、『子供がいなかったら離婚したわよ!』という私の言葉を根に持っていたらしく……。本当に身勝手な言い分ですよね」  相手女性に慰謝料を請求しようと相談した弁護士から「もしも離婚となった場合、夫名義の預金は財産分与になった際に折半になる」と聞き、急いで自分の口座を作ったという。  結果的に夫は女性と別れて家庭に戻ってきたが、以来、専業主婦の知恵を駆使して、食費・光熱費を徹底的に節約。毎月家計から約6万円ほど浮かせて、半額を夫婦の貯金口座に、残りの3万円を自分の口座に入れている。 「通帳はタンスや本棚などしょっちゅう保管場所を変えています。まあ、夫は借金をしてまでパチンコをするような人ですから、金勘定には本当にズボラ。家計は私に任せきりで、家の貯蓄額も知りません。今年のボーナスからも勝手に20万円を私の口座へ移したけど、まったく気づいていませんから(苦笑)。それでも、夫婦の口座への貯金をやめないのはアリバイ工作」  順子さん名義の口座残高は、ネットオークション等の副収入も合わせて、わずか1年間で100万円にまでなった。 「今は離婚するつもりはないので、将来的には口座を合算することも考えています。もしもバレたらですか? 『浪費家のあなたのためを思って隠していたの』と言えば済む話ですよ」 ⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/277762 旦那が死んだときの遺産相続に備える“しっかり者の妻” イラスト/佐藤ワカナ ― 男が知らない[嫁の裏金](驚)事情【1】 ―
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